しかしこれでやっと本当にオスとメスであることがわかりました。外見的な違いはくちばしの先の黄色いところで、オスの方が鮮やかな色をしています。
2009年は寝室の中で産卵させようと中に枯葉や小枝を入れた巣箱を設置しました。ある日の朝カモ達を放飼場に出した後、巣箱を覗くと3個の卵がありました。カモの仲間はある程度卵の数がそろわないと抱卵をはじめないのです。3日ほどして卵が5個になったところでメスは抱卵をはじめたのですが、数日後のある日にすべてなくなりました。
どうもアオダイショウが入ってきて全部食べたようです。

そこでアオダイショウが入れないようにカルガモの寝室をコンパネで仕切り、次の産卵に備えました。10月の中頃から6個を産卵、抱卵していたところ11月12日に3羽が孵化しました。順調に成育しているとおもわれたのですが、生後7日目に死亡しました。
急に寒くなったために低体温による心不全をおこしたようです。今回の教訓を生かし次回こそは愛らしい親子の展示ができるようにしたいとおもいます。