2頭の部屋の扉を同時に開けると、早速ハグラーがいつものように、ゆっくりと部屋から運動場へ出てきました。すぐにミミの部屋の扉も開いていることに気づき、躊躇なくミミの部屋の中に入っていきましたが、ミミはというと、ハグラーを避けるかのように屋外プールに出て行ってしまいました。

その後、2頭で屋外プールを泳いでいましたが少し距離があるようにも感じました。しかし、同居を開始してから1時間程が経過したころから寄り添う光景がみられ、全くといってよいほど離れなくなってしまいました。室内への収容を予定していた時間になってもプールから上がろうともせず、大好物のエサで気を引いても見向きもしてくれませんでした。当日の収容をあきらめかけた閉園間際になって、なんとか収容することができました。

その日からは運動場に出ている時はいつも一緒に過ごしています。
2頭ともまだ繁殖の期待できる年齢です。とべ動物園では4例目になるカバの出産も遠い未来の話ではないかもしれません。