野生動物保護の基礎知識
す だ          ひろ
巣立ちビナを拾わないで!
 す だ      ま           じょうず
 巣立ちして間もない鳥は、上手に飛ぶことができません。地面にいるこ
                                                    ようちょう
とが多く、しばらくは親鳥がきちんと世話をしています。このような幼鳥を
                                    ゆうかい

連れ帰ることは、親鳥にしてみれば我が子を誘拐されたようなもの、野
    くわ         あいだ                        こうい   ぜんい  
鳥に詳しい人たちの間では、こういった大きなお世話行為を「善意の子さ
                                                        しげ
らい」と呼んでいます。車や人通りの多い危険な場所ならば、安全な茂
                                                  てだす
みや木の枝などにとまらせてあげたりするなど、ちょっとした手助けだけ
                                                めいわく   
で十分です。心配だからと近くで見守ることも親鳥にはいい迷惑、できる
                   かんさつ    
だけはなれたところから観察して、元気そうならばそのままそっとしてお

いてあげることが大切です。
                                  ほ  ご
ノウサギやシカの赤ちゃんを保護しないで!

                       いっしょ
動物の赤ちゃんはお母さんと一緒にいるのが当たり前と思っていません
                                         はな    くさかげ
か?実は、ノウサギやシカの赤ちゃんはお母さんと離れて草陰などに身
  ひ

を潜めています。お母さんは、一日に2、3回お乳をあげに来るのです。
               はな              わけ            まちが    ほご
決して、お母さんと離ればなれになった訳ではないので、間違えて保護

しないように。

          てだす
本当に人の手助けを必要としている動物かどうかをよく考えてみて下さい。とべ動物園でおこなっている「保護動物」の事業は、あくまでも
               ふっき  てだす                                                         じょうたい
「野生動物の自然復帰の手助け」を目的にしています。元気になり自然の中でも十分にやっていける状態になった動物は、もといた場所
     きんぺん
やその近辺に放すことになります。ですから、もし元気な状態の動物が持ち込まれた場合はそのままもといた場所へUターンすることに
                  ほんらい

なります。野生動物は本来自然の中で自由に生活しているもの、人の都合でそのすみかを移動させたりそこから追い出したりしてはいけ

ません。
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