和の空間モンキータウンタイトル
 

第14号 2006.10.15更新

   な・なんで赤ちゃんの色が違うの・・・?
 

 10月です。秋ですねー ヨイトサ!?の季節になりました。今月は砥部町に絵本作家のあべ弘士さんが講演に来ます。あべさんとの出会いはあべさんがまだ旭山動物園で飼育係をしていた時で1988年の「飼育の集い 横浜大会」だった思います(現アフリカゾウ担当の椎名係長に誘われ参加し良い思い出です)あべさんは動物飼育の楽しみ方を教えていただいた良き先輩の一人です。今回は3年ぶりの再会ですが当日どんな話をしようかと考えると夜も眠れません!!
 さて今回は、またまた「とべ霊長類さま。向こう三軒両隣」を1回お休みし8月29日に生まれた「シルバールトンが生まれヨ話」をしたいと思います。

 
 とべ動物園では開園以来12頭のシルバールトンを飼育しましたが現在の形になったのは2000年の10月21日に♀マヤのみの環境にインドネシアのSurabaya動物園から搬入した♂キキと♀ララが元となっています。
 キキ・ララは若い個体で搬入された為、当時、担当だった田村キーパー(現在バイソン・ラマ舎担当)は2頭の成長・出産に尽力しました。04年9月15日には初産でララがラム(♀)を出産し子育てをしました。この結果が好循環となり今回の2産目に繋がっているのは確かです(とべZOO 2005Vol−17 No.2飼育レポート ララの出産)
しかし今回の出産は前回とは状況は違っており同じ親からの出産とはいえ私としては初産のようなもので不安だらけでした。
ルトンファミリー
 
ラム
 マヤが05年10月23日に死亡し当時仔ザルだったラムが成長し大人のメスになりつつあります。そして何よりも昨年4月から私が担当となりララにとっては幸か不幸かと言ったところです。
 交尾確認後はこれまで以上にチェックポイントを増やしました。手渡し給餌などで近くでも観察させてもらえるよう努め葉食いザルのため、向かいのこどもの城にも行き園内にはない好きな木の葉を捜し食べてもらいました。
 
 そんな中キキが成長期のラムに対してのディスプレーが増え、加えて隣のクロザルへの興味も高まり活発に動き?(暴れる)群れが不安定になることも多くなりました。
 8月25日に夕刻の雷は近年にはないものでキキの暴れ方はひどくララの腕を噛み腫脹と出血が見られましたが様子を見ようと判断しました。8月29日の朝、代番で相方の大下キーパーから連絡がありこの日の電話はうれしいものでした(休日の日の電話はトラブルが多い!前日の28日は私の40歳の誕生日で神様から子宝をプレゼントいただきました)
ルトン親子
 
ルトン親子
 仔は私が過去に担当したニホンザル・ボリビアリスザル・フサオマキザル・マンドリル・ベニガオザル・ボンネットモンキーの新生児に比べると生まれて何日目?というくらいしっかりしており種としての特徴とも思いました。そのため早くから活発に動き脇から毀れそうな勢いで自慢の尾にも生力を感じました。
 

 生まれた仔は♀でディと名づけシルバールトンの故郷の一つであるタイ語で良いという意味で昨年11月5日に生まれた隣のケージのベニガオザルの♂好(ハオ)という中国語の良いに合わせました。好は現在1年を向かえ大人色に染まりつつありますが産まれた時は「純白の妖精」のアイドルでした。そのため今は「元 純白の妖精」として昔の写真を展示しディの脇役として「W赤ちゃん色」を来園者にご理解していただいています。

デイ
 
デイの子守
 9月23日の夕刻、収容時に今まであまり関心のなかったラムがディを抱いているではありませんか!子供の時、体色が違う種は特に若いメスなどの子守り行動が見られます。ラムにとっても良い学習機会を得たのですがメス親ララは返して欲しいと2頭が引っ張り合いとなりヒヤヒヤさせられました。
 9月25日にはディも外の世界への一歩を踏み出すことになり柵握りのトレーニングが始まりそのタイミングを見計らってラムはディを抱く機会が増えたと狙って?います。
 これからは季節の変わり目に入り6月に生まれたボンネットモンキー2頭と共に寒暖の差を意識した飼育していきたいと思います。
 また現在ベビーシッターのラムは今以上の幸せを求め必要とされる動物園探しに天野技術長・田村係長に努力していただいています
昨年1年目はマンドリルの♀ペペを98日目(自然保育)に私の力不足で死亡させてしましましたが今年は3頭の仔が親そして仲間の下で成長してくれており自然保育の連鎖がとてもありがたいです。 私は本当に幸せ者。 実感です!!
 
☆「♪HAPPY BIRTHDAY TO〜 サル大好き」9月の報告
マンドリルファミリー
―9月の誕生日ザル マンドリル ♂ブガ 93年9月19日生まれ イギリスの動物園生まれー
 暑さが、ちと苦手なブガさんも自らの誕生日を迎えた9月中旬頃には秋の気配も感じるようになり顔・尻の艶も絶好調でした。しかし近くのトラ舎の敬老の日イベントに客を取られ何と一家族!の参加。今回はマンツーマンガイドで量より質のお話ができました。プレゼントはイギリス経験のあるご夫婦1組でした。
 
  ☆10月18日(水)11時30分〜マントヒヒ舎前に集合
 

 ♂タズラ(マントヒヒ)87年10月18日 道後ZOO生まれ
 7月11日 にインドゾウのハナ子が死亡し道後道物園のメンバーが減る中、タズラは必死で生きています。第一線から退いたタズラはどんな生活をしているか?年齢的に高齢ザルの管理にもなっています。今回タズラと同じ誕生日の方はもちろん。道後ZOOからとべZOOに移転した年の道後小学校卒業生よ モンキータウンに集合!管理事務所にてプレゼント用意しています。

タズラ
   
 
文  竹箇平 昭信 
   
   
 
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