和の空間モンキータウンタイトル
 
第3号 2005.10.9更新
 
 季節のうつろいは確かで、あんなに暑かった夏も楽しい思い出に変わる今日この頃。飼育現場は一瞬の油断も許されず、私にとっては、初めて経験する05秋モンキータウン!季節の変わり目です。来園者にとってはゆっくり動物観察できる季節になり、今回から4回シリーズで、モンキータウンに置いてある手作り「サル顔Gパズル」に登場しているアジアサル比較舎のサル8種類の代表個体を紹介しましょう!?
 
@オスのアンチャン
    85年8月17日 福山動物園生まれ

 
 顔の話をすれば、私など何も言えない面構えですが、今年4月に担当になって、一番の驚きと感動を与えてくれた「顔」が、アンチャンです。アンチャンの顔は、言葉では表現できないほどの魅力があり、特に目つきの鋭さには担当者の心も打ち抜かれました。お腹が緩めなところが心配の種ですが、現地ではココヤシの実を採る技の持ち主のため、別名ココナッツモンキーと呼ばれており、そのため、園内のココスヤシの皮を与え齧らせたり、大好きなバッタやセミをせっせと与え、立派なうんちをしてもらおうとしています。現在は、メスのゴモラ(80年7月1日生まれ)との生活ですが、どちらもけっして若くないため、老齢ザルらしく日々穏やかに過ごしています。ゴモラは、安佐動物公園生まれのため「広島の動物園生まれじゃけえ」と誰もいないところでは2頭は会話しているかもしれませんね?
 来園者の皆様には、強烈なインパクト(心のおみやげ)を与えてくれる担当者一押しザルです!!
ブタオザルのパズル
 
シシオザルのパズル
Aオスのゼットン
   89年9月27日 天王寺動物園生まれ

 
 担当者は、ゼットンを見ているとこんなことを思います。「オスってこんなに勝手なんだ」と。元々複数で動物を飼うと、オスはこんなもんなんでしょうけど、ゼットンにも事情があるのです。メスのバルタン(89年3月22日天王寺動物園生まれ)との間に2頭の仔がいるのですが、この2頭(ロク99年9月11日とべ動物園生まれ シチ01年1月15日とべ動物園生まれ)実は、日々立派なオスになるため心身を鍛えているやんちゃなオスザルなのです。人間のようにわが子の成長を見て目を細めて喜ぶ余裕もなく、最近では、3頭の間でライバル意識が強くなり、骨肉の争い?に発展する勢いです。担当者はトラブル防止のためいろいろやっていますが、誇示行動は父から倅へと確実に引き継がれているようです。
 ゼットンの見つけ方は簡単で、4頭の内たてがみ状の毛が一番立派で態度が一番大きいのがゼットンです。もし、観察中争いの前兆が見られたら、担当のヒゲおやじキーパー竹箇平まで連絡を下さい!
   
 
文  竹箇平 昭信 
   
   
 
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