オオアリクイのおはなしA
3度目の正直!?
 野生のオオアリクイは主に単独生活しているといわれていますが動物園のような特殊な環境下では、どうなんでしょうか?例えばスージー(♂)がいなくなった後、リン(♀)にとっては、ある意味、単独生活になりましたが今の生活は満足するものか、私にとっては大きな悩みになっています。
 平成8年11月23日に来園したリンは生後3ヶ月令の幼獣だったため、保温には細やかな気配りが必要でした。又、自然界ではアリを主食としている偏食家、代用食に馴らすのも一苦労させられました。
 その後、便秘症で悩まされた時期もありましたが、平成10年と11年には子宝にも恵まれました。しかし残念ながらトラブルで2頭共、生存していません。
 オオアリクイの前肢のカギ状の爪はアリ塚をむやみに壊さず穴を開けたり、生まれたあかちゃんのへその緒を切るなど、とても神秘的なものですが1回目は早産、2回目の時はそのカギ状の爪で傷つけてしまいました。
 しかし、スージーはリンと私に3度目のチャンスを与えてくれたかもしれません。
 昨年の8月29日から11月10日の間に5回の交尾を確認しました。
 オオアリクイの妊娠期間は約190日。うまく受精していたら5月中旬ぐらいまでには、何か答えが出るでしょう。(5月19日で190日目です)
 是非、来園者の皆様にリンに似た、目のパッチリとした仔を背中に乗せた、仲むつまじい親子の姿を見ていただきたいと思っています。
 そのため、歴代の担当者に相談したり出産後の状態では人工哺育も考えられるため、オオアリクイの繁殖では実績のある静岡市立日本平動物園から資料を送っていただくなど、たくさんの人たちに支えてもらいながら運命の日を待っています。

南米クイZOO 

 Q オオアリクイの前肢には隠された秘密がありますその秘密とは?

@ 後ろ向きについている鋭いカギ爪で肢を痛めないように先の部分が入る穴がある
A アリを集める時。便利。肢の裏には荒い毛がびっしり生えている
B 歩くだけでアリをゲッツ!足の裏は、いつも湿っている

答えは ココ をクリック!

 春の陽気に誘われ園内も多くの来園者で大賑わいしています。
 ここ南米獣舎で飼育している動物は暑い国を故郷とする動物たちですから、しばらくの間は良い季節が続きます。しかし、今年の気候も不安定ですし日差しは、すでに夏を感じる日もあります。ご近所のホッキョクグマのピース(♀)は少し体調を崩していましたが元気になりました。
 とにかく暑さが好きな動物も苦手な動物もそして私たち人間もがんばりましょう

                                                  南米獣舎担当

                                                  
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