動物飼育のおもしろさ
 
 とべ動物園が15周年の今年、南米獣舎も同じく15年目を迎えています。
 現在、41頭の動物を飼育しています(8月4日現在)がその内、3頭はとべ動物園の前身である道後動物園からの飼育個体です。
 フサオマキザルのオトウ(♂)は推定40歳のおじいちゃんザルで、園内の長寿動物にランキングされ、とべ動物園の伝説になる勢いです。
 ボリビアリスザルのメイ(♀)ペイン(♀)は15年以上飼育し、リスザルの寿命から考えてもおばあちゃんザルと言えるでしょう。
 季節の変わり目やここ数年の異常気象などで、時々体調をくずしそうになることもありますが、一生懸命頑張って生きる姿は頭が下がる思いです。
 見た目は顔のシワも増え、背中も曲がり、動きもスローに。特にメイは片方の目が不自由になっていますが、3頭とも群れの中での存在感は相変わらずで、子や孫に囲まれ日々和やかな生活を送っています。
 また、南米獣舎には老齢個体もいれば同種の仲間がいない動物もいます。
 1頭になった経緯はいろいろですが、担当者としては空間利用やエサ場の確保に努め、種類の違う動物を同じスペースで飼うことで、1頭飼いでは見られない行動が生まれ、お客様には興味を持っていただいています。
 種類の違う動物の同居は、ときにお互い心地良い緊張感を生み、1頭飼いでは動きが少なくなりがちな生活を動物同士で解消しあっているような気がします。
 こんなふうに、動物たちはいろいろな事情の中、日々、変化に富んだ生活を送っておりますが、これらの動物たちと接することが動物飼育のおもしろさと難しさです。
 何はともあれ南米獣舎は9種41頭の大所帯で、いろいろなタイプの動物がひしめきあって生活していますが、すべての動物が幸せにすごしてもらえるように私自身もっともっと勉強し、幸せに満ち溢れた南米獣舎にしたいと思います。


南米クイZOO
Qボリビアリスザルのおばあちゃんザル「メイ」がとべ動物園で出産した回数は何回かな?
@1回(現在は右目を失明していますが元気です)
A8回(妊娠期間は約180日なのでこれくらいは・・・)
B5回(お母さんは約700g、赤ちゃんは約100g大変な出産です)
 
 答えは ココ をクリック!
 
 飼育員になってセミの声を聞くのも今年が16回目。8月は広島(6日)長崎(9日)の原爆記念日があり15日は終戦記念日ですが、毎年思うことは平和のすばらしさです。私が尊敬する元上野動物園園長の故古賀忠道先生が残された「動物園は平和なり」の言葉、私の大好きな言葉の一つです。
                                                南米獣舎
担当
                                              たけがなる
                                  竹箇平 昭信
もどる
ページトップへ
サイトマップ お問い合わせ