夜の南米獣舎
毎年、秋には「夜の動物園」を開催しています。今年は来たる10月11日と18 日を予定しています。 私は夜の動物園と聞けば夜の見回りが頭に浮かぶのですが、とべ動物園になってからは、道後動物園時代にあった宿直はなくなり、今は担当動物の出産や、病気の付き添いをする時のみ、夜の動物園を味わえるのことができるだけです。ですから、実際のところは南米獣舎の動物たちが夜、「何をしているのか?」「どんな姿で眠っているのか?」など、くわしく分かりません。
でも改めて一般の方の立場で「夜の動物園の魅力は何だろう?」と考えてみると、 両手では足りないくらいのものがあり、今回は私の限られた経験から夜の南米獣舎をご紹介したいと思います。
まず、代表はフティアです。フティアは木の上が大好きな夜行性の大きなネズミ の仲間で、昼間は石のように動かず見すごす方も多いのですが、夜は活発に木を上ったり降りたりして、同居しているアルマジロやキアシガメのエサを横取りするほどの勢いです。
一方、くちばしの大きな鳥、オオハシやサイチョウは、大きなくちばしを背中に乗せて眠ったり、特にサイチョウなどは、座り込んでくちばしを地面に置き、死んだように眠ることもあり、くちばしは体の一部とは言ってもやはり重いのでしょうか。体調が悪いのか、ただ眠っているのかを見極めるのが難しいところです。
又、アルマジロも変わった寝方をします。動物園という環境が安心できるのか?よく仰向けになって眠ることがあります。その上、体をヒクヒクけいれんさせるので、担当になった頃はびっくりさせられましたが、これは眠っているときに低下する体温を上昇させるためと言われています。
人気者のボリビアリスザルは、長い尾を肩にかけて眠りますし、フサオマキザルなどは場所も決まっており、気の合うもの同士が固まって眠っています。
しかし、一番の謎めいた寝姿はオオアリクイでしょう。あの大きな尾っぽをかけ布団のように体に乗せ丸くなり、まるでカシワモチのような格好になります。野生では身を隠すカモフラージュとなり、寒い時は体を冷やさない役目もしています。(寒い季節は開園時間の9時頃でしたらまだ寝姿が見られるかも・・・)
ほとんどの夜は静かな南米獣舎ですが、時には生命の誕生や消滅など静けさの中にもドラマがくり広げられることもあり、朝出勤する時は、恋人に会いに行くようなドキドキワクワク感いっぱいで動物園の門をくぐっています。
南米クイZOO
Q:右の写真はオオアリクイの寝姿ですが、何頭が眠っているでしょうか?
@ 2頭
A 1頭
B 3頭
答えは ココ をクリック!
皆さんとの交流を目的に始めた「南米獣舎なごみ和ものがたり」ですが、おかげさまでそのFができました。どうでしたか?
できるだけ興味ある内容を伝えようと心がけておりますが、まだまだです。
南米獣舎をより良くするためにも皆様の意見、感想が必要です。よろしくお願いします。
南米獣舎担当
たけがなる
竹箇平 昭信 |