またまた久しぶりの近況報告となってしまいましたが、皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。
さて、ピースですが実は2年ほど前から臍(へそ)の部分が膨らみはじめ、最近ではマスクメロン大にまで肥大してきていたため、これ以上様子を見ている段階ではないと判断し、手術に踏み切る事になりました。しかし、いざ手術をすると決まってからは考えてしまうのは悪いことばかりで、手術日が近づくにしたがい夜もなかなか寝付けない日々が続きました。
というのも、人間と違い動物園の大型肉食獣であるピースの場合、手術前の検査が十分に行なえる状況ではないため、実際に開腹してみないとはっきりとした病状が把握できません。園長や技術長、獣医と何度も話し合いの場を設け、手術を何としてでも成功させるために意見を出し合いました。そして、とうとうその日がやってまいりました。
無料開園で、様々なイベントで賑わった「とべ動物園の日」の翌日、10月30日午前11時、ピースの腹部の膨らみにメスが入りました。
皆が固唾をのんで見守る中、執刀の大饗獣医が開腹していくと中から奇妙な物体が現れました。一見腸のように見えましたが、慎重に調べてみると腸の周りに存在する内臓脂肪であることが分かり、血管を縛りながら少しずつ除去するという作業がしばらく続きました。そしてついに、その内臓脂肪が出てきている穴を見つけ出し、その穴を縛って塞ぎました。見事手術は大成功を収めました。
「臍ヘルニア」これが今回の病名です。幸い処置が早く適切であったため、おそらく再発の恐れはないとの事。ここ数ヶ月間の不安からやっと解放されました。
来月12月2日はピース7才の誕生日です。支えとなって下さる皆様に感謝しつつ、誕生日を祝いたいと思います。
現在のピースは順調に回復してきていますのでご安心下さい。
P・S
テレビ等でピースの手術を知った全国の皆様から、ピースを心配して下さるお手紙やメール、差し入れなど頂きました事、この場をお借りしてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。