愛媛県立とべ動物園

飼育日記

コウモリてんこモリ

2012年09月10日

【その7】嬉しかったことの巻

「コウモリてんこモリ」では、今年の7月に保護されたコウモリの赤ちゃんたちの人工哺育記録をつづっています。
はだかんぼの赤ちゃんで、保護時の体重が1gに満たなかった「小ちゃん」、少し大きかったけど、やっぱりはだかんぼで、とっても頼りなかった「中ちゃん」と「大ちゃん」、そして途中までお母さんに育てられていたせいか、立派に体毛が生えそろっていて、当時は巨大に見えた「デカちゃん」。

過去のコウモリてんこモリより
保護されたコウモリの赤ちゃんデカちゃん:こんなにデカい

残念ながら、「中ちゃん」はほとんど体重が増えないまま、途中で亡くなってしまいましたが、他の3頭が「中ちゃん」の分まで頑張って何とか大きくなってくれました。

この「コウモリてんこモリ」、1週間に一度の更新を目標にしているのですが、時々遅れてしまいます。
ネタがなくなると、「どうして連載始めちゃったんだろう?」と頭を抱えたり、うまく写真が撮れないと、カメラのせいにしたり…、と裏では悶々としながらの連載です。

ところが、最近ぽつぽつと「てんこモリ読んでます」と声をかけられることがあり、嬉しい限りです。

最初は、動物園の常連さんで、いつもカメラ片手に動物たちの表情を観察しておられるOさんが、コウモリのランチガイドを見学に来られた時のことです。チビチビコウモリたちを苦労して撮影されながら、「更新を楽しみにしているんですよ」と言われて思わず「ええっ、ほんとですか?」と舞い上がってしまいました。Oさん、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
きちんと更新しないとね!!

次に、高知県からのお客様です。
お母さまから「小学生の息子がコウモリの自由研究をしているので、コウモリ見に行きたいんです」とお電話がありました。来園された当日、小学生のN君とそのご両親、N君のいとこちゃんにチビチビコウモリたちを見ていただきましたが、N君といとこちゃんがいかにもいとおしそうにコウモリたちを眺める姿が印象的でした。アブラコウモリが、こんなに小さいとは思わなかったよね。N君ご一家、遠くから来ていただいて、ありがとうございます。
頑張って更新するから、自由研究が終わっても読んでね!!

そして、9月の愛媛動物友の会定例会での出来事です。「愛媛動物友の会」では毎月、動物関係の定例会を実施しています。この日は、石鎚自然学校の代表山本貴仁先生をお招きして、石鎚の自然についての講演をしていただきました。園長が不在だったため、不肖コウモリ母Tが冒頭にごあいさつしたのですが、その時に、チビチビコウモリたちを連れて行って、あいさつの後半、皆様にも見ていただきました。コウモリを連れて回っていると、会員のOさんから「大ちゃんはどれですか?」と声を掛けられ、「えっ?」「コウモリてんこモリ読んでます」と言われて、びっくりしました。
Oさん、ありがとうございます。ずっと話し込みたかったけど、それはまたの機会に・・・(笑)
きちんと更新しますから!!

ということで皆様の励ましの声に支えられながら、今日もちまちま原稿書いてます。

3頭のチビチビコウモリたちは、個性豊かで、それぞれ仕草に特徴がありますが、小ちゃんはミルクを飲み終わると、体をうーんとねじるような恰好をしたり、翼を広げたりします。飛ぼうとするのではなく、「伸び」をする感じです。まだまだ毛が生えてなかった時期のこの写真も、翼を見ると一人前のコウモリです。
ところで、この翼を見ると、「コウモリ傘」の名前の由来が何となくわかるような気がしませんか?

8月19日の小ちゃん
8月19日の小ちゃん:翼を広げると一人前

3頭とも、立派なコウモリになった今、完全離乳に向けて、鋭意努力中です。でも、なかなか思い切ってミルクをやめる勇気も出ません。どの動物を人工哺育する時も、「ミルクのやめ時」は難しいものです。私生活でも、子ども(もう大どもですけど)に対して過保護過干渉気味の母Tですが、ここは踏ん張って一日も早い離乳を目指します。(T)

9月4日の体重

小ちゃん 大ちゃん デカちゃん
5.24g 5.88g 6.35g
コウモリ豆知識

「落とし物に注意!!」

アブラコウモリは人間の家などの建造物に住んでいますが、実は、自分の家にコウモリが住んでいることに気づいていない人も多いのです。でも、あることに注意していれば、自分の家にコウモリが住んでいるかどうか、天井裏をのぞかなくてもすぐにわかります。
それは、コウモリの落とし物・・・ウンチです。
コウモリは壁と屋根の間の小さな隙間などを使って出入りしています。夕方になって出入り口から顔を出すと、たいてい、ピッとウンチをしてから飛び立ちます。少しでも体を軽くしてから飛ぶためでしょうか?何頭か群れで住んでいるので、複数のウンチが毎朝決まった場所に落ちていれば、コウモリが住んでいる証拠です。黒くてネズミの糞に似ていますが、「毎朝決まった場所に」落ちていれば、コウモリです。あとは、夕方、ウンチの場所の上の方を眺めていたら、飛び立つ瞬間のコウモリを発見できるかもしれません。

この話には続きがあります。次回をお楽しみに(^_^)v

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