愛媛県立とべ動物園

飼育日記

コウモリてんこモリ

2012年10月15日

【その10】やっと一人前に!!の巻

離乳の壁を越えた3頭。やっと一人前です!!
夜間の給餌もいらなくなりました。コウモリ母Tは、いつも両手にいっぱいの引っ越しのような荷物を抱えて通勤していましたが、9月29日からこのコウモリトリオが夜間も動物園で過ごすようになったので、ひとつ荷物が少なくなりました。

初めてのコウモリハウス

こども動物センター図書室に展示しているアブラコウモリをご覧になった方は既にご存知と思いますが、日中、彼らは特製のコウモリハウスにぶら下がっています。
これは、設計がコウモリ母T、そして施工は、とべ動物園で最初にアブラコウモリの人工哺育に成功したT君。手作り感あふれるコウモリハウスは、かれこれ築5年になろうとするのに、まだまだ使える物件です。狭い所が好きな彼らのために、ベニヤ板とアクリル板を1cmほどの隙間を空けて平行に立ててその隙間にぶら下がることができるようにしています。

コウモリハウス正面

「コウモリハウス正面」

コウモリハウス横面

「コウモリハウス横面」

丸見えだけど、安心してます

「丸見えだけど、安心してます」

この隙間にぶら下がると、アクリル板に背中がくっつくので、彼らは安心していますが、透明なので実は丸見えです。

最初コウモリハウスに入れた時は、タオルと感触が違うせいか、なかなか隙間に入ろうとせず、なじんでくれるかどうか心配しましたが、その内に心地よい場所を見つけるだろうと思い、放っておきました。
一時間もすると、やっぱりベニヤ板とアクリル板の隙間が落ち着くのか、3頭ともちゃんとぶら下がってくれていたので、一安心です。

なじんだチビチビハウスからコウモリハウスへ出勤

チビチビだった間は、小さなプラケースにタオルを入れて、その隙間に潜り込んで暮らしていた彼らですが、今は、夜の間だけチビチビハウスに帰ります。
朝になったら、まず体重を測って、それからコウモリハウスに出勤します。しばらくは落ち着かないようにごそごそしていますが、10分くらいかけて、収まりの良い場所にぶら下がって落ち着くようです。今ではタオルに乗せたまま彼らをベニヤ板に近づけると、自分から進んで隙間に入るようになりました。コウモリハウスでの給餌にも慣れて、ランチガイドもこの3頭で実施しています。

チビチビハウスでまだ寝てます

[1]チビチビハウスでまだ寝てます

出勤するとしばらくゴゾゴゾします

[2]出勤するとしばらくゴゾゴゾします

コウモリハウスごと、このプラケースに入れて…

[3]コウモリハウスごと、このプラケースに入れて…

展示完了、お仕事開始です

[4]展示完了、お仕事開始です

ランチガイドもばっちり!!

[5]ランチガイドもばっちり!!

今のところは、コウモリ母Tの出勤日に午後3時15分からランチガイドをしています。彼らがもう少し慣れたら、毎日実施できるようになると思います。すっかり大人の風貌漂う大ちゃん、小ちゃん、デカちゃんに会いに来てくださいね。(T)

10月8日の体重

小ちゃん 大ちゃん デカちゃん
6.95g 6.08g 9.49g
コウモリ豆知識

「いちばん身近な哺乳類」

以前も書いた通り、アブラコウモリは人に最も身近な哺乳類です。ランチガイドの時にも関東、関西、中国、九州いろいろな地方から来られた方すべてに「お宅の周りにも飛んでますよ。探してくださいね」とお話しています。ところが、先日「札幌から来ました」とおっしゃるご家族がおられて、コウモリ母Tは思わず「うっ」と言ってしまいました。

そうです。アブラコウモリは北海道にはいないのです。
ただし、最近では道南地方で観察例があるようです。図鑑を見ても古いものでは「本州以南に分布」と書いてありますが、新しい情報では「北海道の道南にも分布」と書いてあります。温暖化の影響でしょうか?それともしたたかな生活戦略を持つ彼らがじわじわ分布域を広げているのでしょうか?

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