愛媛県立とべ動物園

飼育日記

コウモリてんこモリ

2012年10月29日

【その12】誰が誰?の巻

個体識別

さて、無事にコウモリランチガイドにデビューした3頭ですが、ちょっと困ったことに個体識別が難しくなってきました。体重を量るとデカちゃんはとび抜けて重いのでわかりますが、後ろ姿を見ただけでは3頭共ほとんど区別が付きません。小ちゃんは体毛が少し白っぽいのですが、それもはっきり言ってよくわからないくらいの小さな違いです・・・(^_^;)でも、ガイドの時にはちゃんと1頭ずつ紹介したいし・・・。
そこでちょっとした見分け方のコツをお教えしましょう。
実は最近小ちゃんにある変化が現れました。あまり良いことではないのですが、目の下に小さくハゲっぽい部分ができました。小さい時には鼻に変な物をくっつけて心配させるし、今度は脱毛で心配です。まったくこの子はもう・・・。ミルワームだけではどうしても栄養が偏るせいでしょうか、飼育下のアブラコウモリは時々脱毛する個体がいます。それを補うために、飲み水にビタミン剤を添加して与えています。でも、脱毛が治るとまた見分けがつきにくくなるかな・・・?。

小ちゃん近影

「小ちゃん近影」

そして大ちゃんは?
翼のしまい方がへたくそな不器用な(?)コウモリ

「翼のしまい方がへたくそな不器用な(?)コウモリ」

この子は小さい時から何故か翼のしまい方がヘタクソで、先っぽがはみ出していることが多いのです。どこかに不具合があるのでしょうか?でも、引っ張って翼を広げてみると違和感なく広がるし、嫌がってすぐに畳むので、ただ不器用なだけだろうと思うのですが(笑)
そして現在体重が10gになろうかという立派なデカちゃんは、横から見ると非常に厚みがあるのですが、残念なことにどうしてもうまく写真が撮れず今回は写真なしです。すみません。

お知らせ!!

そしてこれまでコウモリ母Tが休みの時はお休みしていたコウモリランチガイドもいよいよ毎日実施する運びとなりましたヽ(^。^)ノ
10月27日からは毎日こども動物センターでお待ちしてますよ~♪
最近急に寒くなってきたので、少しずつ食べる量が少なくなってきました。彼等のものすごい食欲を見るなら、今の時期がおススメですよ。冬になるとほとんど食べなくなってしまうので・・・。
現在、コウモリ姉Tとコウモリ姉Oが一生懸命3頭の餌やりの特訓中です!!そして時々はヘビ先生Mもヘビと共にお出まししてくれるかも知れません。どうぞお楽しみに!!(T)

10月24日の体重

小ちゃん 大ちゃん デカちゃん
7.03g 7.6g 9.39g
コウモリ豆知識

「冷たい体」
コウモリが哺乳類であることは以前にお伝えしました。哺乳類なら、恒温性で体温は常に一定のはずですよね。でも、寝ているコウモリを手に乗せてみると、その冷たさにびっくりします。何と彼等は寝ている間は、周りの気温に合わせて体温を下げることができます。気温+5℃位まで下げるそうです(気温+1℃という説もあります)。とすると、昼間20℃位の今なら25℃位まで体温は下がっています。手に乗せると今でももう冷たく感じます。
冬眠する動物たちも体温を下げることができますが、それはあくまで冬眠期間限定です。
毎日体温を下げて眠ることができるのはコウモリだけなんですよ!!そして、これも彼等の素晴らしい生活戦略の一つなんです。なぜなら、体温を下げて省エネモードで眠ると、あまりエネルギーを消費しないので、体にエネルギーを送る心臓があまり働かなくてすむのです。ということは、心臓が長持ちして、長生きができるというわけです。体の大きさからすれば、せいぜい数年の寿命しかないはずのコウモリたちはみな驚くほどの寿命を持っています。ヨーロッパでは37年生きたキクガシラコウモリがいたという話をコウモリ仲間から聞いたことがあります。日本でも熊本県で少なくとも15年は生きていたユビナガコウモリがいます。これは私が実際に調査に携わっていたので、間違いない記録です。
いやあ、コウモリにはおどろかされることばかり!!
でも、冷たいまんまじゃいけませんよね。どうやって彼等が体温を元に戻すかは次回のお話・・・。

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