愛媛県立とべ動物園

飼育日記

コウモリてんこモリ

2013年02月13日

【その16】無力の巻

悲しいお知らせ
元気だった頃のデカ君
「元気だった頃のデカ君」

またまたしばらく更新が滞ってしまいました…。
前回、小ちゃんがあまり食べなくなってしまったことをお伝えしたのですが、小ちゃんは何とか少しずつでも食べてくれています。ところが、デカ君と大ちゃんが相次いで、全く食べなくなってしまい、死亡してしまいました。
デカ君は、急に全く何も受け付けなくなり、ガクッと腰の部分が痩せて12月25日に亡くなりました。あまりに急なことだったし、もうすぐお正月を迎えようというおめでたい時期に悲しいお知らせをするのもはばかられ…。年が明けて松が取れたらご報告しようと思っていたのですが…。

大ちゃん、翼をしまうのが下手くそなので、すぐわかります
「大ちゃん、
翼をしまうのが下手くそなので、すぐわかります」

その原稿を書いている内に大ちゃんも具合が悪くなり、デカ君と全く同じように、急に痩せて何も食べなくなって死亡してしまいました。
1月中旬から抗生剤を出してもらって飲ませようとしていたのですが、ほとんど受け付けないまま1月28日に亡くなりました。
長い時間かけて、何とか食べさせよう、ちょっとでも飲ませようとしたのですが、何もしてやれませんでした。せめてカロリーを補おうと、水の代わりにブドウ糖液を飲ませたりもしましたが、もう受け付ける体力が残っていなかったようです。
自分の無力さが悔しいです。

小ちゃん、頑張れ!!

そんな中、小ちゃんは低空飛行ながら何とか頑張ってくれています。いちばん頼りなくてトラブル続きだった子なのに、すごいねえ、小ちゃん!!大ちゃんとデカ君の分まで頑張ろう!!

小ちゃん、まだ寝ぼけてます
「小ちゃん、まだ寝ぼけてます」

ランチガイドの時には、最近ほとんど食べない小ちゃんですが、先日こんなことがありました。
いつもは目を覚ましたらすぐにアクリル板と木の板の隙間に入り込むのに、この日はなぜか入りたがらず、逆に翼を広げて羽ばたこうとします。好きなお水もまったく飲む気なし!もちろんミルワームなんか見向きもせず!ひたすらあっち行ったりこっち行ったりして、落ち着きません。「コウモリは狭い所が好きなんです」というガイド内容に全く逆らう姿勢を見せていました。理由はわかりません…(とほほ)(-_-;)まさか反抗期ではないでしょうし…。
「ソロモンの指輪(その昔、ソロモン王が神様から頂いた指輪にはすごい力があり、動物や植物とも会話ができたそうです)」が欲しくなるのはこんな時です。この子は変な癖があって、いざ食べる気になった時は顔を左右にプルプル振るようなしぐさをしてミルワームを何度か口の先でつついた後で、がぶっと食いつきます。どうしてこんなにもったいぶった食べ方をするのか…これも謎です(-“-)
相変わらず、連れ帰って夜食を食べさせる生活ですが、それでも少しずつ昼間に食べる量が増えて来ています。暖かくなれば、きっとたくさん食べてくれるようになるでしょう。春の訪れが待ち遠しい日々がしばらくは続きそうです。

応援して下さってありがとう!!

最近なかなか更新がままならない「てんこモリ」、そして、相変わらず打たれ弱くて情けないコウモリ母Tですが、実はいろいろな方に応援メッセージをいただき、「頑張らんといかんぞ」と自分に喝を入れています。

年末に「応援してますよ~」とメールを下さった方、「てんこモリを読んでるので連れてきました」と保護されたコウモリを連れて来て下さった方、いつもランチガイドに来て下さる方たち、本当に感謝しています。
年賀状をくれたW君、遊びに来てくれた時に年賀状のお礼を言ったら、恥ずかしがってあまりお話をしてもらえませんでしたが、また遊びに来てね。その時はいっぱいコウモリのお話しましょう(^_^)v
先日ある会議で、松山市内の某所に出かけた時、そこの職員の女性に「コウモリたちは元気ですか?」と声をかけられてびっくりしました。ランチガイドに来て下さった事があったんですね。すぐに思い出せなくてごめんなさい。おかげさまで、デカ君と大ちゃんのことをこの場でお知らせする勇気が出ました。また遊びにいらして下さいね。小ちゃんと一緒に待ってます!!
そして、いつも今治からお母さんと一緒に来てくれるHちゃん。この間とってもかわいいコウモリを手渡してくれました。一生懸命折ってくれたんだね。ありがとう(^.^)

Hちゃんのコウモリトリオ

「Hちゃんのコウモリトリオ」

3頭とも表情が違ってて、ほんとにかわいいです。チビチビコウモリたちのことをほんとに好きでいてくれるのがよくわかります。(T)

2013年1月30日の体重

小ちゃん
4.91g
コウモリ豆知識

「家守、井守、川守」
まるで苗字を並べたみたいですね。さて、ちゃんと読めましたか?

「ヤモリ、イモリ、カワモリ」と読んでください。この漢字は、それぞれの動物の名前の由来と言われています。
「家守:ヤモリ」は爬虫類でトカゲの仲間、家の天井や壁に張り付いて、昆虫を狙って食べるので、「家を守る」という字が当てられたそうです。
「井守:イモリ」は両生類で、水の中に生息し、水生昆虫などを食べていることから、「井(=水、田)を守る」字が当てられたのでしょう。
これを覚えておけば、今まで「イモリとヤモリ、どっちがどっち?」とわからなかった人も、もうバッチリですね。イモリは「井戸を守る」、ヤモリは「家を守る」ですよ(^_^)vちなみに、ランチガイドを実施しているこども動物センターにはイモリもヤモリもいます。今度、探してみてくださいね。
それでは「川守:カワモリ」とは…?カワモリ→カウモリ→コウモリになったとか。日本のコウモリはほとんどが昆虫食。虫がたくさん飛んでいる川の上をよく飛ぶことから、こう呼ばれるようになったのでしょう。ただし、別の説もあって、蚊を食べるところから蚊屠り(かほふり)の字を当てて、それがコウモリになったとも言われています。こちらは何とも趣のある言葉ですね。

日本に生息する小さな小さな三守動物。
こども動物センターで是非ホンモノの彼らの姿をご覧ください。

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