キーパー飼育日記
これからよろしくね
リトルワールド内にあるこども動物センターに新しくオオコノハズクのモカさんがやってきました！
オオコノハズクは東アジアの一部、東南アジアの森林で繁殖します。日本では、北海道では夏鳥、その他の地域では留鳥（りゅうちょう：一年中ほぼ同じ地域に住む鳥）として全国に生息しています。夜行性で、昆虫やネズミ、小鳥などを食べます。目が大きく、きれいなオレンジ色をしているのが特徴です。
体の模様が木の幹に似ているため、木の茂みでじっとしているとなかなかみつかりません。 また、頭の上に耳がある！？と思われる方もいるかもしれませんが、これは耳ではなく羽角（うかく）という飾り羽です！本当の耳は私たちと同じように顔の横についています。
今回、こども動物センターにやってきたモカさんは松山市内で保護されました。左の翼に怪我をしており、飛ぶことができません。野生に返すことが困難なため、こども動物センターで飼育することになりました。来たばかりの時は、環境が変わってエサを食べてくれなくなったり、体調が悪くなったらどうしよう！と不安に思っていましたが、モカさんはエサの馬肉もモリモリ食べて、ウンチもオシッコ（両方いちどに出ます）の状態もばっちり☆
しかし、臆病な性格の為、なかなか慣れてくれません。掃除の時など、ケージの中に手を入れると、目をカッと開いてホーホーと鳴きながら精一杯の威嚇をします。まだまだ信頼関係はできていませんが、すこしずつ歩み寄れたらなと思います。モカさん、これからよろしくね！
