愛媛県立とべ動物園

飼育日記

よもやま帖

2002年03月

【第17号】みんな同じ顔??

動物園の動物たち、いったいどうやって見分けてるの?とよく訊かれます。特にたくさんいるリスザルや、オマキザルは、「みんな同じ顔に見える!」と言われますが、果たしてそうかな?

識別より、名付けが大変

毎日見ていると少しずつ顔の違いがわかってきます。また、尻尾が切れていたり、体のどこかに消えない傷跡がある個体はすぐに見分けがつきます。
それよりも、どんどん産まれて数が増えてくると、新しい名前を考えるのが一苦労。その個体の特徴に合った名前をつけてあげたいからです。産まれた日付を語呂合わせで使ったり、年度ごとに果物や樹木の名前で統一したりと、飼育係はそれぞれ知恵を絞っています。

オマキザルの場合
オマキザル

まずオマキザルの名前とその由来を紹介しましょう。
いちばん体が大きくて強そうな顔の個体は、言わずと知れた「オトウ」(一家の父親だから)。最初は「パー」のつく名前をつけていましたので、「ウーパー」と「クリッパー」という名の個体がいます。顔がピンクでいじけた感じのオスは「ブブ」(産まれた時ちょっと不細工だったので)、小柄で顔の色が黒いのがメスの「ココ」、赤ちゃんの面倒をよく見ている小さいメスは「マント」、上唇に傷のある元気なオスが「ヒル」、この三頭を併せると、ココ、マント(山)、ヒル(岡)で、今は無き某ブランドの名前になってしまいます。頭のV字カットがくっきりしている小さい子は「シッポ」(産まれた時に小さくて、母親の尻尾と見間違えたので)、そして、去年生まれたばかりの「フライ」(思っていたより早めに産まれてフライングしたから)、と「カルビ」(母親の名が「クッパ」だから)。

リスザルの場合
リスザル

ボリビアリスザルでわかりやすいのは、顔の傷、尻尾の形状などです。
左の前脚をちょっとかしげたようにする癖のあるオスは「シンク」(人工哺育で育ったのでいろいろな艱難辛苦に負けないように)、人間が大好きで大声で呼ぶと、とんで来るオスは「らっくん」(南楽園産まれなので)。去年は、三頭の仔が無事に育ったので、名前を考えるのも苦労しました。「ペイン」(顔に傷があるので英語で傷の意味)の仔は「イタタ」(これはわかりやすいでしょ)、「モモエ」(腿の部分の毛が薄い)と「ジュンコ」(百恵ちゃんの同級生だから)の仔はそれぞれ「コスモス」と「シブキ」。

他の動物にもみんな名前がついてます。気軽に尋ねて下さいね。待ってマース。

よもやま帖を読んで下さっている皆様へ

アメリカストリートの動物たちを紹介してきたよもやま帖も、今回で、最終回を迎えます。励ましのお言葉、いろいろありがとうございました。また機会があれば、パートIIとして、御目見えできるかも知れません。その時をお楽しみに。これからもオマキザルや、サイチョウたち、可愛がってくださいね。

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