愛媛県立とべ動物園

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2017年10月19日更新

謎の生物

先日、「ミミズより細く、20cmくらいの生物が動いているのだけれど、なんやろか?」という動物相談がありました。即座に「近くにカマキリが死んでないですか?」と尋ねたところ、「そばで死んどるよ」との答え…。
さあみなさんは分かりましたか?
謎の生き物はハリガネムシという水生生物です。彼らは最終的にカマキリなどに寄生して大きくなるのですが、乾燥すると硬くなり、のたうち回るように動くのでかなりの不気味さを醸し出します。おまけに彼らは、交尾・産卵をする水場に戻るために、宿主の脳にある種の物質を出して「宿主が自分から水に飛び込むようコントロールする」という恐ろしい生き物なのです。孵化した幼生は、水生昆虫に食われ、さらに羽化した成虫(カゲロウなど)がカマキリに食われ、寄生生活を繰り返すのだそうです。
こんな小さな生き物のライフサイクル、恐ろしくもあり不思議でもあり、ついつい見つけたカマキリを水の近くに誘ってしまうのです…。今管理事務所に寄っていただくと謎の生物に出会えますよ。
(副園長 前田洋一)


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