愛媛県立とべ動物園

傷病鳥獣保護事業

【重要】
国内での高病原性鳥インフルエンザの流行に伴い、2023年12月1日からすべての傷病鳥の保護対応を中止します。
※特別天然記念物・天然記念物指定鳥類は遺伝子検査を実施し、陰性を確認の上対応可能

傷病鳥獣保護事業について

とべ動物園では、愛媛県から委託を受けて県内の野生傷病鳥獣(ケガや病気等の鳥類・哺乳類)の保護を行っています。保護した傷病鳥獣は、治療やリハビリなどを行い、野生復帰が可能になったら保護された場所へ放すことを原則としています。愛媛県では自然保護課が傷病鳥獣保護事業を担当しています。

保護する前に知ってほしいこと

野生動物は、自然の中で人と適度な距離を保って暮らしており、人に捕まることは大きなストレスとなります。また、野生動物は自然の中でケガや病気などで命を落とすことも多くありますが、そうした命は他の動物の命につながることとなり、生態系を守っています。自然のルールを知り、人がむやみに介入せずに見守ることも大切です。

保護の対象

愛媛県内で保護されたケガや病気等の野生鳥獣に限ります。県外の方は、各都道府県にお問い合わせください。なお、有害鳥獣として指定されている野生動物など、一部の動物の受け入れは不可となっておりますのでご理解ください。また、鳥インフルエンザ等の発生状況により、受け入れを休止することもあります。
※動物園にお持ちいただく前に、ご連絡ください。
 救護が必要と判断された傷病鳥獣に限り、受け入れることができます。

保護の対象とならない動物

  • 〇ペット(イヌ、ネコ、カイウサギ、フェレットなど)、家畜(ニワトリ、アヒル、ヤギ、ヒツジなど) 、外国産鳥獣
    ※警察または動物関係行政機関へお問い合わせください。
    〇両生類、爬虫類
    〇在来の野生鳥獣の生態に悪影響を与えている特定外来生物(アライグマ、ヌートリアなど)
    〇害獣駆除によって捕獲した鳥獣
    〇愛媛県が指定している農林水産業に被害を及ぼしている鳥獣
    (鳥類)ヒヨドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、スズメ、ドバト、ヒワ、ムクドリ
    (哺乳類)イノシシ、ニホンザル、ニホンジカ、タヌキ、ハクビシン、ノウサギ、モグラ
    〇健康なヒナ・幼獣、野生復帰が不可能と考えられる鳥獣

保護することになったら…

動物園では捕獲や運搬は行っていません。発見された方が捕獲し、速やかに運搬していただくのが原則です。どうしてもできない場合は、各地方局の林業課にご相談ください。
捕獲するときは、どんなに重症な動物でも、捕まることに抵抗して攻撃をすることがあります。また、様々な病原体を持っている可能性も考えられます。ゴム手袋や網を使うなどして、なるべく接触を避けて保護し、すぐに段ボール箱などに入れて静かに落ち着かせます。状況に応じて、お湯を入れたペットボトルを直接触れないように置いて保温してあげましょう。

お問い合わせ先一覧

機関名 電話番号
とべ動物園 089-962-6000
愛媛県庁 県民環境部環境局自然保護課 089-912-2368
東予地方局 四国中央森林林業課 0896-23-2393
森林林業課 0898-68-7438
今治支局森林林業課 0898-25-2193
中予地方局 森林林業課 089-909-8767
久万高原森林林業課 0892-21-1265
南予地方局 八幡浜支局森林林業課 0894-22-2031
八幡浜支局大洲森林林業振興班 0893-24-4131
森林林業課 0895-22-3163
愛南森林林業振興班 0895-72-0931