キーパー飼育日記
にぎやかな鳥たちは今...
昨年も発生した鳥インフルエンザの対策として、現在ふれあい広場や保護鳥獣舎の鳥たちはみなさんから見えないエリアで飼育しています。コールダックと保護鳥獣舎のカルガモやコガモたちは、日ごろは別の獣舎で飼育していますが、約半年一緒に生活しているのでお互いほど良い距離間ができたようです。
お互いにルールがあるようで、掃除の後に最初にエサを食べるのはコールダック。最初に水浴びをするのもコールダック。と何ごともコールダックの方が優勢のようです。コールダックは頭数が多いことと、人に慣れていることが関係しているような気がしています。ただ、一番体が大きいのはカルガモ。彼らが近くに来ると、コールダックたちも圧(?)を感じるのかエサや水浴びの場所を譲っています。体の大きい方が有利なのか…と思っていたのですが、よく見ていると、そのカルガモたちの後ろからひょこっと出てきて、誰よりも先にエサを食べているコガモがいるではないですか。一番体が小さく、1羽だけのコガモがコールダックの頭数の多さに、カルガモの体の大きさを利用して勝つという…何とも頭脳派!とはいえ、コガモだけで水浴びに行こうとするとコールダックたちに譲ってもらえず、溢れた水を浴びている姿には笑ってしまいました。ちなみに、キバタンのタローはそれを高いところからジーっと観察しています(笑)。それぞれが新しい場所でのんびり過ごしているのですが、そろそろふれあい広場が静かで寂しいので帰ってきてほしいなと思う今日この頃。にぎやかな彼らが帰ってくる日が待ち遠しいです。
(ふれあい広場担当 山本祥菜)
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