愛媛県立とべ動物園

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カバ

カバ
ストリート
アフリカストリート
分類
偶蹄目(ウシのなかま)
カバ科
英名
Hippopotamus
学名
Hippopotamus amphibius

英名のHippopotamusは、ギリシャ語のHippo(馬)potamus(河)を合わせた言葉です。日本名はこれを直訳し河馬(カバ)と呼ぶようになりました。生息地はアフリカの北部を除く河や湖に生息し、夜間は水辺から出て草原で草を食べます。野生では数頭から多くなると数十頭の群を作ります。水中生活が長いため魚を食べていると思われがちですが、完全なベジタリアン(草食)です。体重は大人のオスで2トンから3.2トン、メスは2トン前後だと言われています。寿命は野生で45年、飼育下で50年ほどです。体の部位も水中生活に適応した進化をしていて、耳も水が入ってもプルプルと振って水を出すことができます。また、特徴的なことは目、鼻、耳が顔の上部で一直線に並んでいるのです。これにより顔の一部を出すだけで周りの状況を確認し、呼吸をすることができます。また、5分ほど水に潜ることができます。オスの特徴としては、短いしっぽで糞をとばして臭い付けをしてなわばりを示します。メスの妊娠期間は約240日で通常一頭の子を生みます。交尾、出産、授乳の多くを水中で行う珍しい哺乳類です。水中では泳ぐのではなく、水の底を歩いて移動します。