愛媛県立とべ動物園

愛媛動物友の会活動

機関紙「とべZOO」簡易版

とべ動物園が年4回発行する機関誌「とべZOO」簡易版です。
愛媛動物友の会に入会すると、フルバージョン版をご覧いただけます。友の会についてはこちらから。

【ご注意】電子ブック版が閲覧できない方は、PDF版をご覧ください。

Vol-32 No.4NEW

Vol-32 No.4

2021年発行

表紙:ジャガー

 アメリカ大陸のネコ科動物では最大で最強の捕食者です。主にメキシコから南アメリカ中部にかけての森林の水辺や沼地などに生息しています。頭胴長は120~180cmほどで、尾は50~90cmと体の半分ほどの長さです。体重は60~130kgで、頑丈な体型にもかかわらず木登りが得意です。ネコ科には珍しく水に入るのが好きで、上手に泳ぐこともできます。
 特徴的な模様はヒョウとよく似ていますが、ジャガーの体側には数個の黒色の斑点を同色の大きな輪が囲んだ模様があり、ヒョウは輪の中に斑点がありません。腹面は白色で不規則に並ぶ黒点があります。(写真:池田智亮・文:西森明弥)

Vol-32 No.3NEW

Vol-32 No.3

2020年発行

表紙:グリーンイグアナ

 子どもの頃は鮮やかな緑色をしたトカゲですが、大人になると灰色やオレンジ色になることもあります。中南米の熱帯雨林の水辺周辺に生息しています。足がよく発達しているため樹上を素早く動くことができ、泳ぎも得意です。大きさは90㎝~130cm、最大で180cmにもなります。植生は植物食ですが、子どものころは昆虫を食べることもあります。寿命は20年ほどです。
 頭から尾にかけてはクレストと呼ばれるたてがみのような鱗が、首下にはデューラップと呼ばれる皮膚のたるみがあり、どちらもオスの方がメスより発達しています。
(写真:池田智亮・文:西森明弥)

Vol-32 No.2

Vol-32 No.2

2020年発行

表紙:キリン

アフリカ大陸の木が生えた草原地帯に生息しています。地面に生えている草はほとんど食べず、木の葉を主食にしています。首がとても長い動物として有名ですが、実は舌も長いのです。約 50 ㎝もある長い舌を器用に使いながら高いところの葉を上手に食べます。1日の大半を食べて過ごしているキリンの睡眠時間は 2、3 時間と言われています。
頭までの高さは大人で 4~6m弱と言われ、生まれたばかりの子どもでも 1.7m~1.9mもあります。キリンの子どもは生まれた時から角が生えていますが、出産時は内側にたたまれた状態で頭骨とは離れています。1 週間ほどで垂直になり、成長するにつれて頭骨と一体化します。(写真:池田 智亮・文:西森 明弥)

Vol-32 No.1

Vol-32 No.1

2020年発行

表紙:グラントシマウマ

ケニアなどの草原地帯に生息しています。名前の通り白と黒の縞が特徴的な動物です。この縞模様は、草原の中では保護色となり、捕食者から見えにくくなると言われてきましたが、最近では動物の血を吸う虫が縞模様を嫌うためそれらを寄せつけない効果があるというのが一番有力な説とされています。どの個体の模様も同じように見えますが、実は人の指紋のようにそれぞれで異なります。
体重は約 200~300 ㎏で、生まれたばかりの子どもの体重は 30kg 前後です。当園では今年2月にメスの赤ちゃんが誕生しました。まだ産毛に覆われていて成獣に比べると薄い体色ですが、同居するキリンやシロオリックスにも臆することなく運動場を元気に走り回っています。(写真:池田 智亮・文:西森 明弥)

Vol-31 No.4

Vol-31 No.4

2020年発行

表紙:ホッキョクグマ

陸上最大の肉食獣で、体重は800kgになる事もあります。北極圏に生息し、体に厚い皮下脂肪を貯え厳しい寒さに耐えています。
生まれてくる子どもは大抵2頭で、大人の大きさに比べると驚くほど小さく600gほどです。当園で生まれたピースも680gの小さな赤ちゃんでした。成功例がない中での人工哺育は苦労の連続でしたが、その甲斐あってピースは人工哺育個体の長寿記録を日々更新しています。
2019年12月に20歳を迎えたピースですが、これからもずっと元気でいてくれるよう見守ってください。(写真:池田 智亮・文:西森 明弥)

Vol-31 No.3

Vol-31 No.3

2019年発行

表紙:クロサイ

南アフリカ、ナミビア、ケニアやタンザニアに分布し、森林やサバンナ、ブッシュなどに生息しています。視力は30mも離れると物の識別ができないといわれるほど弱いのですが、嗅覚や聴覚は優れています。耳と尾を除き全身に体毛はなく、厚い皮膚で覆われています。
妊娠期間は15ヵ月ほどで、一回の出産で生まれる子どもは1頭です。授乳期間は18ヵ月ほどで、子どもは2~4年で独り立ちできます。強壮剤や短剣の柄として用いるため、角目当ての密猟などによって野生での生息数は30年前には約3万頭いたのが、現在では2500頭にまで激減したとも言われています。そのため絶滅危惧種に指定され、希少動物として保護されています。
今年9月にとべ動物園でクロサイの赤ちゃんが誕生しました。生まれたばかりの赤ちゃんは体重30kgほどで、角もまだ生えていません。お母さんに寄り添う可愛い姿を見られるのは今だけです。赤ちゃんの成長を見にぜひご来園くださいね。(写真:池田 智亮・文:西森 明弥 )

Vol-31 No.2

Vol-31 No.2

2019年発行

表紙:モルモット

モルモットは和名がテンジクネズミ、英名がギニアピッグですが、インド(天竺)原産でもアフリカ原産でもなく南米原産のげっ歯類です。草食性で主に草や野菜、果物を食べます。体長20㎝ほどで尻尾はなく、前足の指が4本、後ろ足の指が3本です。赤ちゃんは生まれたときから目も開き、体毛もふさふさ生えています。生後一日くらいで固形物も食べるようになります。古くから家畜化されており、病気になりにくく、気性もおとなしいためペットとしても人気です。
園内ではウサギと一緒にふれあいコーナーで活躍しています。自分たちの部屋では活発に動いていますが、ふれあいの最中にはひざの上でじっとしています。可愛いモルモットたちにぜひ会いに来てください。(写真:池田 智亮・文:西森 明弥 )

Vol-31 No.1

Vol-31 No.1

2019年発行

表紙:フタコブラクダ

中央アジアに広く分布し、背中に二つのこぶがあることが特徴です。人との付き合いはとても古く、紀元前から家畜として飼われてきたと言われています。その際には毛皮や乳、肉を利用するだけではなく、荷物の運搬や移動手段としても活用されてきました。暑さ寒さへの適応能力が高く、灼熱の砂漠から極寒の山岳地帯でも生活することができます。
当園では昨年度末に2頭のフタコブラクダを搬入しました(p.9 Keeper's Note 参照)。まだ若く幼さが残る2頭ですが新しい環境にも慣れ、のびのびと生活しています。(写真:池田智亮・文:池田敬明)