愛媛県立とべ動物園

飼育日記

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ゾウの寝る姿

普段の動物園は飼育担当者が帰宅すると夜間は無人になります。そこで3頭のゾウたちが夜間どのように過ごしているか確認するために寝室には監視カメラが設置されています。今回はこのカメラの録画映像でゾウたちの寝る姿に注目してみました。
野生の世界では大人のゾウは危険を察知したらすぐに対処できるようにするため、寝ている仔ゾウのそばで立った姿勢のままでウトウトと、まどろむように寝ると言われています。
母親のリカは野生の大人のゾウと同じように、ウトウトと壁にもたれ掛かって立ったまま寝ることが多いですが、実はリカも4トン以上もある体を豪快に倒して横になって睡眠をとる日もあります。野生と違って敵がいない動物園では安心して眠れているようです。ただ何も知らずにこの光景だけを見ると心臓が「ドキッ」とするかもしれません(笑)
5歳の砥愛(とあ)は早い時には17時頃にはゴロンと横になって睡眠をとり始め、寝ながら鼻を動かして乾草を集めて食べるという可愛い行動も時々見せてくれます。媛(ひめ)も同じように横になって寝ることが多いです。
ただ、大きな体で長時間横になって眠ると自分の体重で内蔵を押しつぶしてしまうため、3頭とも30分~2時間の短い睡眠を繰り返し、一晩で合計約4~6時間ほど寝ています。睡眠と睡眠の間はエサを食べていたり、他の個体と鼻を絡ませ合ったりと思い思いに過ごしているようです。
個人的にはゾウたちはいったいどんな夢を見ているのか気になります・・・
(アフリカゾウ担当 濱田純基)

横になって眠るリカ

左:媛  右:砥愛

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