愛媛県立とべ動物園

飼育日記

キーパー飼育日記

誰かいるの?

アルダブラゾウガメのガメ助

スネークハウスの1日は、ワニ、ヘビ、カメ舎の動物の確認、最高、最低温度の計測とボイラーのチェック及びプールの水温の計測から始まり、夜行獣舎、ヘビ舎の清掃後、餌作りを行います。まずはカメの餌作りですが、小松菜やトマト、レタスを食べるカメもいればムシイモ、ムシニンジン、リンゴなどをプラスするカメなど、種によってメニューが違います。各カメに作った餌をセットし採食状況を観察します。これが終わると夜行獣舎の餌作りです。細かく切る作業で時間はどんどん過ぎていきます。フラミンゴ、イグアナ、ワニ舎と駆け巡り作業を進めてカメ舎の清掃作業に入り、ハコガメ、インドホシガメ、ホウシャガメ、スッポン、マタマタと進めていると誰かの声が?ここは、一般の人が入れない場所です。「そんなバカな」と思いながらもアルダブラゾウガメの作業に入ろうとすると、また、人の声が聞こえてくるではありませんか。私一人しかいないはずなのに。でも、確かに声がします。人の声のような「ヴォ-ヴォ-」という声が怖くなってきたのでドアを開けて観覧側に出て見るとお客様がゾウガメを見ておられましたが、お一人だったので当然無言でした。獣舎に戻りゾウガメの寝室の扉を開けて見ると、ガメ助(♂)がアルル(♀)にマウントを行っていました。普段ゾウガメの声を聞いた事がないのでビックリです。ガメ助がマウントの時に「ヴォ-ヴォ-」と声を発生するみたいです。生命の誕生に繋がるかも知れない、一連の行動でした。この状況が分からない時は少し不気味でしたが原因が分かり安堵に変わりました。ガメ助は、とべ動物園のカメの中で1番大きいカメです。スネークハウス担当の飼育日誌の1ページでした。(スネークハウス担当 二宮幸三)

ガメ助(左)とウルル(右)

食事中のガメ助

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