ハチが明るい方向へ飛んでいく性質を利用して、ハチに出て行ってもらいましょう。
一つの窓を全開にし、それ以外の窓はカーテンを閉めて部屋を暗くすることで、外に出て行ってくれるはずです。
むやみに、叩いたり追い払うことは危険です。

ハチの嫌がること（巣を叩いたり、ハチを殺したり）をしない限り、理由もなく向こうから襲ってきたりすることは決してありません。夏が終わり、9月下旬頃になれば、今年のハチたちは寿命を終え、巣も留守になってしまうでしょう。
けれど、どうしても駆除したい場合は、ハチたちがみんな巣に戻り眠っている早朝や夜を狙って、殺虫剤や火を用いてハチを殺してしまう方法があります。ただし、非常に危険を伴うので慣れている人に頼んだり、専門の業者に依頼することをお勧めします。

メモ知識
ハチに刺されたら・・・。
○出来るだけ、現場から遠ざかる（数10m離れればまず追ってくることはない）
○もう、眼の前にハチがいる場合は、追い払ったりむやみに動かない。（動かないと、ハチは攻撃目標を失いあきらめて帰ります）それでもハチが向かってくるときは、低い姿勢ですみやかに逃げましょう。
○刺されたら、傷口を水で洗い冷やす。（ハチの毒は水溶性なので水で溶け出る）
○まれにショックを起こす人がいます。広い範囲で腫れたり、気持ちが悪くなったり息苦しくなったりした時はショックを起こしている可能性があります。そんな時は安静にし、出来るだけ早く病院へ行きましょう。

このような場合、鳥は一時的に脳震盪状態に陥っており、しばらく安静にすることで回復することがあります。
鳥がぴったり入るような小さめの箱（暴れて翼を痛めないように）を用意し、しばらく安静にします。無理に餌を食べさせる必要はありません。元気になれば、明るいうちにそっと放してあげましょう。
予防策として、透明なガラス窓にはシールなどを貼りガラスの存在を教えてあげましょう。

ハトを見つけた時、既にヒナが居る場合は、とにかく巣立つまでは我慢してください。ヒナは生まれてから約1ヶ月たてば巣立ちです。
巣を作って卵を産んでしまうと巣への執着はかなり強くなります。巣をつくって欲しくないならば、それまでが勝負です。
こまめにベランダを見て追い払う、整理整頓をして小さな隙間を造らない、止まるところにガムテープなどを貼って止まれなくする、網を張るなどの対策をしてみて下さい。
ここは、巣を作るにふさわしい場所ではないぞ！と教えてあげてください。

巣立ちしたばかりのヒナは上手に飛べません。
姿が見えなくても親鳥が近くで見守っているはずですからそっとしておいてください。
猫や犬がいて心配なときは、近くの木の枝等に止まらせてあげてください。

◎スズメの場合

スズメは飛べないうちに巣立ちをし、10日くらいかけて飛ぶ練習をして餌や危険について学びます。そっとしておきましょう。

◎ツバメの場合

誤って巣から落ちたり、弱いヒナが巣から落とされたりします。その場合、巣に戻してあげてください。巣が見つからないときには、同じくらいの大きさのヒナがいる近くの巣に入れてあげてください。

【Q】ヒナが弱っているときは？

まず暖め、クモや虫を食べさせて元気になってから巣に戻してください。

巣にダニが発生していることがあります。ヒナを巣から取り出してダニを取り除いてから、ザルなどにティッシュや乾草で巣をつくり、ヒナをいれて元の巣から少し離れたところに取り付けてやってください。

卵からヒナがかえるのに18日、ヒナが飛んでいけるようになるのには約1ヶ月かかります。
最長で約1ヶ月半待ってあげてください。

ハトが卵を産む前に巣を取り除いてください。ハトがあきらめるまで根競べになります。
ベランダにネットを張っても良いと思います。

コウモリはあなたの家を前線基地にして、夕方と夜明け前に餌を食べて昼間は屋根裏に帰って眠ります。
コウモリが出て行った後、出入り口をふさいでください。コウモリは5mmから7mmのすきまもくぐることができるので注意してください。あるいは、屋根裏に明かりをつけて明るくし、コウモリが落ち着けなくするのも1つの方法です。

イタチは屋根裏の断熱材を使って巣を作っています。春には子を産みますから注意してください。
イタチの出入り口を見つけたらイタチを追い出してから蓋をしてください。追い出すのにバルサンなどを使うと巣の中の害虫も同時に駆除できます。