愛媛県立とべ動物園

お知らせ

いったい何トン運んだでしょうか?

パンパンになった冷凍庫

 とべ動物園の奥の奥には調理棟と呼ばれる建物があります。ここは動物たちのエサを搬入したり、飼育員がエサの準備をしたりする所です。飼育員は動物園の裏方といえますが、ここの調理棟を担当する職員はそのまた裏方です。
 動物園で一番消費するエサは干し草です。昨年は5種類の干し草を合わせて120トンもの量を消費しました。その次に消費量が多いのは魚の「アジ」です。このアジを冷凍で搬入するのですが、その搬入の仕方が大変なのです。
 干し草は保管する場所が大きいので重機の一種であるフォークリフトを使って直接搬入することが出来ますが、アジを保管する冷凍庫は調理棟の奥まったところにありフォークリフトが入ることが出来ません。そのため手作業で搬入をしないといけないのです!レールを使って運ぶことは出来るのですが、レールに乗せるのも人力、レールから降ろして冷凍庫に運び込むのも人力です。
 12月に入って今年3度目の搬入を行いましたが、それぞれ4トンものアジを手運びするのです。冷凍庫のアジが段々と減っていくと次の搬入を想像してちょっとだけ憂鬱になる調理棟担当者でした。
(調理棟担当 池田敬明)

取って

降ろす。この繰り返しです