愛媛県立とべ動物園

お知らせ

フィラリア(犬糸状虫)症予防の季節

 蚊が飛ぶようになってきました。そろそろ、フィラリア(犬糸状虫)症予防の季節です。フィラリア症とは蚊が媒介する寄生虫によっておこる病気で、循環障害や呼吸器障害を起こし、最悪の場合死に至る恐ろしい病気ですが、薬でほぼ予防できます。
 「犬糸状虫」と名前がついていますが、犬だけでなくキツネやタヌキなど犬の仲間の動物にも感染しますので、蚊が飛ぶようになって1ヶ月後から蚊が飛ばなくなって1ヶ月後までの期間は動物園でも予防薬を飲ませています。
 今年も4月ごろから蚊が飛び出しましたので、そろそろ1回目の投薬です。例年12月まで飲ませていますが、今年はいつ頃まで飲ませることになるのか、蚊のみぞ知るです。
(獣医師 池澤紅輔)