5月5日に生まれたライオンの赤ちゃんを生後24日齢の5月29日から人工哺育に切り替えました。
生後一週間あたりから母親の「さくら」に食欲低下の症状が見られ、その後も食べたり食べなかったりが続きました。その間も、さくらは献身的に愛情たっぷりに子育てをしてくれていました。出来るだけさくらや赤ちゃんにストレスや刺激を与えないよう最低限の治療で様子を見てきましたが、5月29日に行った赤ちゃんの体重測定で体重の減少が見られ、体重も以前の同時期の赤ちゃんの半分ほどしかないため、苦渋の決断ではありましたが、母子の生命を最優先に人工哺育に切り替えることにしました。母親のさくらは、翌日に麻酔下で治療を行いました。赤ちゃんも少しずつ人工のミルクに慣れてもらっています。どちらもまだ安定はしておりませんが、今現在は元気な様子を見せてくれています。
さくらから預かった大切な命を精一杯守ってあげたいと思います。さくらは元気になり次第、母親と姉妹の群れに戻す予定です。2頭の今後をあたたかく見守っていただければと思います。
※赤ちゃんの公開については未定です。様子を見ながら決定し、決定次第お知らせします。