愛媛県立とべ動物園

お知らせ

ライオンの仔(クレイ2022年5月5日生)についてお知らせします

 令和4年10月31日午前中、母親(さくら)との同居訓練中に、クレイが母親の攻撃を受け頚部(右肩側)に咬傷を負いました。
 人工哺育のクレイは単独飼育していましたが、本来野生のライオンは母親を含む複数のメスと子供、少数のオスからなる群れで生活する動物であり、当園でも野生下と同様に群れでの飼育を実現する為、8月から計画的に檻越しのお見合いを繰り返すなど段階を踏みながら同居のタイミングを見ていました。
 これまでの経過で母親から攻撃的な行動は見られず、檻越しに寄り添うような行動が見られていたことから、同居に踏み切りましたが、開始3分後にさくらがクレイの頚部に咬みつき筋肉の損傷と出血があり緊急措置を施しました。
 現在、ライオン舎でクレイとさくらは別の部屋に分けて飼育管理をしています。クレイは落ち着いてエサを食べていて体を起こそうとしていますが、右前肢に麻痺があり、治療を継続しながら経過を観察しています。