愛媛県立とべ動物園

お知らせ

巣作り頑張ってます!

厚みが増して立派な巣に!

 現在、高病原性鳥インフルエンザ対策のため、サバンナエリアにいるアフリカハゲコウのキョロ(♂)とテル(♀)には舎内で過ごしてもらっています。ここ数年は冬から春にかけての季節、キョロが立派な巣を作ってくれます。ところが今年はあまり巣作りが順調に進んでおらず、今回は担当者が代わりに巣を作ってみることにしました。キョロは巣へのこだわりが強く、気に入らなければ壊されてしまうかも…とドキドキしながら、いざ担当者お手製の巣とご対面。キョロはどうやら気に入ってくれたらしく、新しい巣を受け入れてすぐに乗ったり降りたりしていました。
 それからは少しずつ、キョロ自身も新たな巣材を運んでは改良を重ね、最近では巣の厚みがかなり増してきました。よく見てみると、巣の中央は少しくぼんだ形になっていて、キョロが丁寧にコツコツと巣を作り上げてきたことがとても伝わってきます。
 一方でテルはというと、キョロが頑張って作ってくれた巣にはあまり興味がない様子…。現在はキョロが1羽で巣を守っている状態です。そんな2羽の距離も少しずつではありますが、縮まってきています。これからさらに立派になっていく巣と2羽の距離の行方を期待しながら見守っています。

(アフリカハゲコウ担当 大野綾菜)

舎内で過ごすキョロ(右)とテル(左)

担当者お手製の巣を気に入ってくれた様子