愛媛県立とべ動物園

お知らせ

あっちもこっちもかじかじかじ...

 保護鳥獣舎で飼育しているムササビたち。開園中はなかなか姿を現しませんが、2頭とも元気に今年の冬も過ごしておりました。保護鳥獣舎の中には、彼らがエサとして食べる木が何本か生えていたのですが、先代のムササビが樹皮まで食べきってしまい、新芽が一切出てこなくなってしまいました(泣)。野生の環境では木の葉などを食べる動物なので、当園の2頭にもできれば食べてほしい!しかし、どんぐりなどを植えても木が生えるまでには時間がかかりますし、成長途中できっと枝葉が全部食べられてしまうので、現在は園内の木を切ったり、剪定作業があった時に大量に分けてもらったりしています。今回大きめのカシの枝をいただいたので、獣舎内に設置してみたところしっかり食べていました!お好みは樹皮だったようで、いたるところに齧り跡がついていました。ただ、この枝の樹皮はどうやって食べたの…?と思うようなところにも齧り跡がついており、夜の彼らの行動がますます気になりました。
(保護鳥獣舎担当 山本祥菜)

日中のムササビの様子

齧り跡