キリンは本来、暖かい気候であるサバンナ地域に生息しているため、寒さはあまり得意ではありません。そのため冬場は寝室でストーブを使用したり、日中に外で過ごす時間を短くしたりして、体調管理を行っています。
キリン自身も寒さに負けじと頑張っているようで、最近になって食べるエサの量がぐんと増えました。これまでは朝に入れた乾草を丸一日かけて食べていたのですが、最近はそれだけだと夕方には空っぽ…という日も少なくありません。毎日もりもりと食べるキリンたちの姿に頼もしさを感じます。また、寒い日は体力もたくさん使うのでしょうか、夕方には部屋で座って休憩することも増えました。当園のキリンたちは、いつもは開園時間中に座ることがほとんどないので、今の時期は座ったキリンを見られるチャンスかもしれません。
これからまだまだ寒い日が続くと思いますが、キリンも人間も、たくさん食べてたくさん寝て元気に冬を乗り切っていきたいですね。
(キリン担当 八木綾菜)