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アカカンガルー「マキ」の群れ復帰
今年の2月26日に左後肢を骨折したアカカンガルーのマキが、群れに戻るまでの報告です。ケガをした足の骨は複雑に折れていたため、想定よりも患部が大きく腫れてしまい、ギプスを何度も装着しなければいけなくなるなど入院生活は長引きました。その後も肢に負担がかからないようにサポーターで保護をして、硬くなった関節の動きを良くするためにリハビリに励みました。7月14日にはマキ自らがサポーターを外してしまっていて驚きましたが、日に日に元気になっている姿にみんなホッとしたところです。その頃にはだいぶ走れるようになりましたが、折れていない右後肢の蹴りが強いためにバランスが悪く、走りは左へ曲がってしまうようになりました。
ケガから141日目の7月17日、入院を終えて母のシソが待つ群れに戻すことを試みましたが、体力がなかったためか、次の日は室内から出ようとせず、マキの体力がしっかりつくまで群れの隣で過ごしてもらうことにしました。8月に入り徐々に群れにもなじみ、現在ではようやく群れへの復帰ができました。心配していた猛暑による食欲低下もなく、元気に過ごしています。
(アカカンガルー担当 松浦友貴)
左後肢を骨折したマキ
群れに戻ったマキ(右)