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採血はどこから?
皆さんは、健康診断などで採血をされるとき、腕の血管から採られることが多いのではないかと思います。では、当園にいる動物たちはどこから採血を行っているでしょうか?
今回は、ハズバンダリートレーニングといって、健康管理などを目的として動物たちに協力してもらいながら行うトレーニングにより、無麻酔下で採血を行っている動物を一部ご紹介します。
まず、マレーグマのシャイン(♂)。前肢の手の甲にあたる部分にある血管から採血を行います(画像①)。血管を目視、触知することが難しいため、骨の位置を確認して針を刺します。採血の間、シャインはオレンジジュースに夢中です。
次に、アフリカゾウの砥愛(♀)。耳の裏にある血管から採血を行います(画像②)。気温が高い日は、血管が拡張して採血も行いやすいのですが、気温が下がると血管が収縮してしまい、採血が難しくなります。そのようなときは、お湯を耳の裏にかけて、血管を拡張させてから採血を行います。
このように、採血を定期的に行い、動物たちの健康状態を確認しています。
(獣医師 桑原祐子)
①マレーグマ・シャインの採血
②アフリカゾウ・砥愛の採血


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