寒さに弱いミナミコアリクイは、外気温が下がるこの時期、屋外放飼を中止し、室内で過ごしています。南米獣舎の室温は25℃以上に保たれており、ペロ♂の寝室には大小２つのシェルターを用意しています。最近は小さなシェルターを気に入って使うことが多いようで、鋭い爪で破壊することなく大切に使ってくれています。
　ペロは、日中は丸まって眠っていることがほとんどですが、エサの時間には声をかけるとゆっくり目を覚まし、シェルターから出て来てエサを一気に食べきった後、寝室を探索してからまた眠りにつきます。冬期に体重が増えすぎないように定期的に体重を計り、エサの量を調整しています。これから冬本番というのに、早く暖かくならないかなぁと思う担当者です。(現在、ミナミコアリクイの展示は室内展示場のみで、ツムとイト親仔がご覧になれます。)
(ミナミコアリクイ担当　二宮香澄)