ゾウキーパー奮闘記

#61.寒い日の過ごし方

砥愛にお湯を飲ませています

 今回は冬季の寒さ対策についてのお話です。本来暖かな地域に生息しているアフリカゾウにとって、寒さはあまり得意なものではありません。そのため、夜間は暖房をつけて部屋を暖かくしてあります。しかし、朝の放飼の時には気温が低い外に出ていくことになるため、温度差による体の負担を減らすために様々な工夫をしています。
 まず担当者が出勤したら部屋の暖房をOFFにし、換気をしながらゆっくりと室温を下げることで外気との差を小さくしていきます。また、運動場に出る直前には暖かいお湯(約42℃)も飲ませています。その際にゾウに声掛けをしてコミュニケーションを取りながら、ゾウの体調の具合とご機嫌を伺います。温かいお湯を飲んで体の中から温めて、準備が整ったところでいざ運動場へ。あまりにも寒い日は放飼時間を遅らせることもあります。日中も寒さが厳しい日には、窓からお湯を出して飲ませていることもあります。3頭壁に向かっているときはお湯を飲んでいるときかもしれません。ぜひ観察してみてくださいね。
(アフリカゾウ担当 兵頭佳夫)