飼育日記
ゾウキーパー奮闘記
#87.3頭の夜間放飼、その後
扉のすき間があります。
7月30日よりアフリカゾウ3頭を一緒に夜間放飼を始めていましたが、8月11日に媛の食欲の低下が見られ日中に寝室で立ったまま寝ていることが多くなりました。翌日12日にはさらに体調の悪化が見られ、急遽3頭での夜間放飼を中止しました。3頭が夜間も一緒に過ごすようになったことで、媛が他のゾウを気にして十分に睡眠がとれていなかったことが主な原因のようでした。寝室に個別で収容すると、その日の夜はこれまでに見たことないくらい媛が爆睡…。そこで、3頭一緒での夜間放飼は中止して、試しに媛が小さい方の運動場、リカと砥愛は大きい方の運動場を使う形で夜は分離をしてみました。すると徐々に媛の体調も回復し、リカと砥愛も問題なく過ごせていたので、3頭の分離夜間放飼を本格的に開始することにしました。
しかし、リカと砥愛の方の寝室の自動扉は旧型のため、扉を開けたままにしていると上部の隙間に鼻を入れて中の配線をちぎってしまうという問題があります。そのため、これまで旧型の扉を開ける方法による夜間放飼ができていなかったのですが、分離夜間放飼を実現するには、この問題を何とか解決しなければいけません。いろいろ考えた結果、扉の上部にある隙間をコンパネ(木材)で塞ぐことにしました。これで扉は固定されて閉めることが出来なくなってしまいますが、何とか夜間放飼を続けたいので苦肉の策です。万が一ゾウを収容する必要がある場合はほかの扉を稼働すれば何とかできる……と思い切って決行しました。
コンパネで塞いだおかげで無事に寝室と運動場をフリーにでき、夜間雨が降ってもこれで安心です。寒くなるまでこのまま夜間放飼を続ける予定です。
(アフリカゾウ担当 兵頭佳夫)
角材とコンパネを用意
すき間をふさぎます
上手にふさげました


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