サーバルは肢が長くスラリとした体型が特徴的ですが、そんな体でも意外に木登りが得意と言われています。サーバル舎のパドックには頭上展示があり、来園者のみなさんは頭の上で休んでいるサーバルを下から見上げることができるようになっています。
昨年の１２月に生まれたティアもドーム型のガラスがある擬岩から頭上展示部分に登ることはできますが、擬岩の傾斜が急なため、一旦登ると怖くて降りられず、いつもうずくまって助けを求めていました。よくテレビやネットで高いところから降りることができなくなっているネコのニュースを見ますよね？！まさにティアもそんな感じです。
そこで今回、ティアがスムーズに降りることができるように擬岩の上に幅が１５ｃｍほどある木材で下に降りやすい場所まで橋を架けてあげました。橋を架けてからは、育ての親である担当者が頭上展示部分にいるティアを呼ぶと橋を歩き、寝室に帰ってくるようになりました。これで一安心・・・。と思いきや、副担当の私が担当する日はシャーッと警戒して、降りられるはずなのに帰ってきません。ティアが幼いころ３日間ミルクをあげたはずなのに・・・（涙）乙女心はなかなか難しいですね。ティアが頭上で休んでいるときティアの気持ちも想像しながら観察してみてください。
(２係担当　濱田純基)