愛媛県立とべ動物園

お知らせ

ひと足早い春の予感?

 とべ動物園のライオン舎では本来群れで暮らすライオンをみなさんに見てもらいたく群れ作りに力を入れています。ライオンの群れはオスがたくさんのメスを従えているのではなく血縁関係のあるメスが群れを作りそこにオスが入ってきます。とべ動物園ではオスとメスをペアで展示もしていますが、野生に近い母系家族の群れ作りを目指しています。
 2015年2月にリリー(2008年とべ動物園生まれ)がお母さんとなりさくら、リリ花のメスの姉妹を育てました。その後この3頭はリリーのお母さんのモナ、お父さんのなみ次郎といっしょに5頭の群れで展示を行っていましたが、2017年になみ次郎が、2018年にモナが亡くなり母娘3頭になってしまいました。娘2頭も5歳を迎え、そろそろお母さんになってもいい年齢になったため、2019年5月に姫路セントラルパークからオスのネオ(当時5歳)を迎え、次の繫殖、群れ作りの計画をスタートしました。
 オスとメスといってもお互いの相性を確認するため、同居までには数カ月の時間をかけます。これは、互いに馴れてもらうこととこちらが2頭の相性を見極めるためです。その後、ようやく2頭をいっしょにします。今回、まずはネオとリリ花で繁殖を目指し現在同居を開始しています。幸い、相性は良さそうなので今後の2頭に期待してください。(ライオン担当 清水和真)

ネオとリリ花

じゃれつくリリ花