愛媛県立とべ動物園

お知らせ

サツマイモ

画像①

 まだまだ暑さの残る9月中旬、トラ舎前で建設が進むジップライン。その横の空き地で可愛らしい花の群生を見つけました。(画像①)

 さあ、これは何の花でしょう?(画像②)
ヒント
①ヒルガオ科だけどヒルガオじゃない
②花はめったに咲かないらしい
③つる性

こたえはサツマイモでした!!(画像③)

確かにこの葉っぱを見るとサツマイモ。(画像④)

でも、 「葉っぱはよく知ってるけど、花は見たことなかった」とおっしゃる方が多いのではないでしょうか?
実は、サツマイモは日本の気候では花が咲きにくいのだそうです。
サツマイモの花が開花するには、気温が高いまま日照時間が短くなるという条件が必要だそうです。いみじくも今年はいつまでも暑さが続いたことを証明したことになるのでしょうか。
ほんとに厳しい夏でしたよね。

「しめしめ、ここを掘ったらおいしいお芋が手に入るぞ」と思ったあなた、残念ながらサツマイモは花が咲いたら根の部分のお芋は生りにくいのだとか。掘ってもお宝は埋まってないようです。

それにしてもどうしてサツマイモがここに生えたのでしょうか?
ジップラインの工事が始まるまでここには大きな樹木が植わっていました。それが伐採されて半年もたたない内にサツマイモが野良生え…。誰も植えるはずはないし…。

ジップラインの手前はアフリカゾウの放飼場なのですが、もしかして媛ちゃんが餌のお芋を投げたのかな?(画像⑤)
食いしん坊の媛ちゃんは間違ってもそんなことしないはず(笑)

謎は残ったままですが、サツマイモの花がこんなに可愛らしいことを知ってちょっと得した気分です。

(ボランティアセンター長 田村千明)

画像②

画像③

画像④

画像⑤