愛媛県立とべ動物園

お知らせ

グラントシマウマのウララが向かう先には・・・

①顔つきはあどけないですが、体格は大人と遜色なくなってきました。

 昨年生まれのグラントシマウマの「ウララ」は2月23日で1才になりました。甘えん坊で大人のシマウマたちにくっ付いていることが多いウララですが、1頭だけでも他の動物の方にジワジワ向かって行くなど、シマウマ特有の気の強い性格がこの一年で少しずつ垣間見えてきました。
 特に、こちらも昨年生まれのキリンの仔、「リュウト」に対して、ウララが1頭だけで後ろや横からヒタヒタと距離を縮めていく様子がよく観られます。仔ども同士遊びたいのか、自分の方がお姉さん(3ヶ月しか変わらないですけどね)であることをアピールしたいのか、背の高さが倍以上もある相手に果敢に(こっそりと)近寄っていきます。そして、リュウトが気づいて、ウララの方に向かい始め、ウララは慌てて小走りで逃げていくところまでが、お決まりの流れとなっています。逃げるなら近づかなかったら良いのにとも思いますが、大きさの対比もあって、この2頭のせめぎ合いは非常にコミカルです。お互いに仲良くしたいのか、それとも煙たがっているのか。ゆったりとしたスピードで追いかけ合う2頭を眺めながら、そういったことを想像し、動物たちを観察するのも面白いですよ。
 ウララとリュウトには、これからも、ほどほどに追いかけっこをしながら、元気に成長していってもらいたいですね。
(グラントシマウマ担当 髙田優)

②キリンとシマウマの親仔。大人がいる時は適度な距離感を保ちます。

③リュウトに横からそーっと近づくウララ。

④リュウトに気づかれ、逃げるウララ。

⑤大きさの違う動物の関係が観察できるのも、サバンナ展示場の特色です。