愛媛県立とべ動物園

お知らせ

キリンが産まれました

キリンの小夏

 7月25日に杏子にとって二産目となるキリンの赤ちゃんが誕生しました。2年前のリュウトを出産した時と同じ昼間の分娩だったため、スタッフがその様子を終始見守ることができました。赤ちゃんは背の高さが170㎝ほどのメスで、生まれて50分後には立ち上がりました。杏子のベテランママさん風なサポートもあり、2時間後には授乳することもでき、15か月間見守ってきた私たちはようやく一安心できた思いです。
 名前は投票によって小夏(こなつ)と名付けられました。現在は寝室とサブパドックで過ごしていて、他の種の動物たちとも顔を合わせながら環境に慣れてもらっています。半月ほど経って少しずつ乾草や木の葉を食べ始めていますが、まだまだお母さんのおっぱいが頼りな時期です。キリンは母親主導の授乳のため、いつでも飲ませてもらえるわけではありませんが、そんな母子のやりとりを観察するのも今の見どころの一つです。お兄ちゃんになった隣部屋のリュウトは、小さな妹のことが心配なのか常に気にかけている様子です。小夏が柵に近寄ってきたときは、顔を近づけたり優しく舐めてあげたりしています。
 4頭となりまた一段と賑やかになった、とべ動物園のキリンたち。今後の小夏の成長と奮闘記を温かく見守ってくださいね!
(キリン担当 宮越聡)

サブパドックへ出始めました

おっぱいを飲む小夏

お母さんの杏子と小夏