こちらはクサカゲロウの仲間の卵です。クサカゲロウは体長が1~3cm程度で、細長い体と透明の翅(はね)を持った昆虫です。
この虫の卵は特徴的で、4㎜程度の細長い柄の先に卵があります。普通は草や木の葉の裏などに産み付けますが、建物の壁や、照明器具の傘などの人工物にも産み付けるので、ご覧になったことがあるかもしれません。
園内で卵を探してみると、(画像①)は車の窓に産み付けられており、(画像②)は蜘蛛の巣の糸に産み付けられていました。この特徴的な卵を見つけてみなさんも観察してみてはいかがですか。
(獣医師 池澤紅輔)