当園は、2018年からアサギマダラのマーキング調査を行っています。今年も10月から11月にかけて実施しました。
アサギマダラは、フジバカマなどの植物の花に蜜を吸うために飛来します。今年は正面ゲート前の花壇に植えているフジバカマが夏場のアブラムシの被害を乗り越えてくれたので、たくさん飛来してくれるかなと期待していました。ですが今年は全国的にも飛来数が少なかったようで、例年は20頭以上マーキングするのに対し、今年のマーキング数は合計10頭と例年の半分程にとどまりました。
当園にアサギマダラがやってくるのは、遅くとも11月上旬まで。そのため、今シーズンのマーキング活動はこのまま終了しそうです。ですが、今年マーキングした10頭の旅は、今も続いているはずです。昨年鹿児島県の喜界島で当園マーキング個体が再捕獲されたように、今年もどこかでまた元気な姿を見せてくれることを願っています。
もし、当園のマーキング個体を発見されましたら(特に愛媛県南予地方や高知県、九州・沖縄地方の皆様)、ぜひ当園の担当北本(research@tobezoo.com)にご連絡ください!よろしくお願いします。
(調査活動担当 北本圭一)