愛媛県立とべ動物園

お知らせ

ワオポーズ

 毎日寒い日が続いていますね。朝晩は特に冷え込み、動物たちの健康管理には一層気を使います。サル比較舎で暮らすサルたちは夜間はボイラーや電気ストーブなどを使っているので、真冬でもサルたちは温かい環境で過ごせていますが、放飼を始める朝9時頃には暖房機器は止まっているため、多くのサルが運動場で日光浴をしています。その中でも、ちょっと変わったポーズで日光浴をするサルがいます。皆さんご存知のワオキツネザルです。
 ワオキツネザルは体温調節がちょっと苦手なサルで、特に冷え込む今の季節は写真のように両手を広げて、全身で太陽の光を受けて体を暖めています。運動場にストーブを置いても同じようなポーズをとっていました。他にも尻尾をマフラーのように体に巻き付け、仲間同士で寄り添っている姿もよく観察できます。冬の晴れた日には、ワオポーズをぜひご覧下さい。
(ワオキツネザル担当 連有吾)

ワオポーズ(ティア)

ストーブの前にて(左からチェス、ティア、チコ)