愛媛県立とべ動物園

お知らせ

クマタカの換羽

ふわふわの綿羽

 クマタカの換羽の時期は春から秋と言われています。とべ動物園で暮らすクマタカのナツとワカも換羽が始まったようで、パドックの至る所に羽が抜け落ちています。最近抜け落ちている羽は「綿羽」といい、体の肌に近い部分に生えているものです。綿羽は保温性が非常に高く、寒さから身を守る役割があります。
 鳥の種類によって換羽がおこなわれるタイミングは異なり、数年に1度のものもいれば、年に数回生えかわるものもいます。多くの種は、年に1回春から秋にかけて全身の羽が生えかわるのですが、体の大きなクマタカは、飛ぶために重要な「風切羽」や「尾羽」などの換羽が毎年ではなく、数年かけて順番に生えかわっていきます。
 今年はこれからどの部分の羽が生えかわるのでしょうか。ご来園の際は、ぜひ鳥たちの羽にも注目してみてくださいね!

(クマタカ担当 村上郁)

嘴に綿羽がくっついているワカ

プールの中にも沢山の綿羽が落ちています

両脚の間に抜けかけの綿羽がありました