愛媛県立とべ動物園

お知らせ

新しい自動給餌装置ができました

 動物園では動物たちの退屈な時間を減らせるようにキーパーが様々な方法で取り組んでいます。
 アフリカゾウは夜間ずっと寝ているわけではなく、採食と睡眠を繰り返して過ごしています。夜間早々にエサを食べ終わった後はどうしても退屈な時間ができてしまうため、これまでも採食時間を長くする取り組みをしてきましたが、もっと充実した夜を過ごしてもらいたいということで、盛岡市動物公園ZOOMOの飼育担当者から作製方法を教えてもらって、昨年末から媛の寝室に新たな自動給餌装置を設置しました。
 ―タイマーをセットして時間になると磁石が外れて乾草が落ちる―というシンプルな仕組みなのですが、電気配線含めて一から作らなければならず、物理が苦手な私は電気関連のことがチンプンカンプンだったため、製作はすべて係長にお願いしました。ゾウ舎にあった廃材で作ったため、見た目はおしゃれ(?)ではないですが、効果は抜群!朝の3時過ぎに乾草を詰めたネットが落ち、朝までネットを鼻で揺らしながら長い時間採食を楽しんでくれています。近日中にリカ用と砥愛用も作製する予定です。
(アフリカゾウ担当 濱田純基)