9月5日の昼ごろ、インドホシガメの放飼場を覗くと何やら模様の付いたピンポン玉のようなものがありました。よーく見てみると、何とインドホシガメの赤ちゃんではないですか!どうやら放飼場の隅に産卵していた卵が孵化したようです。慌てふためく担当者をよそに、当の赤ちゃんは何食わぬ顔で悠々と放飼場内を歩きまわっています。地上に這い出たばかりにも関わらず、落ちている葉っぱを食べようとしたり健康そのものでした。
その後、赤ちゃんは水苔を敷いたプラスチックケースに移され、現在も温度・湿度の管理がなされた環境で過ごしています。エサは小松菜や果物などが中心で、地上に這い出てから4日目には本格的に食べ始めました。発見当初は19gだった体重も、這い出てから8日目には23gと順調に成長しています。
一般公開までにはもう少しお時間をいただけたらと思いますが、この子が無事に成長してデビューする日が来るのを楽しみにお待ちください。
(ハ虫類担当 北本圭一)