動物の様子

フタコブラクダ期間限定の同居作戦

オスのブライアン(手前)とメスのウラン(奥)

 全国で寒さや大雪のニュースが報じられていますが、この寒い冬こそフタコブラクダたちにとっては恋の季節なのです。私が担当になって2回目の冬なのですが、昨年度は繁殖を目指して2023年12月から2024年3月初めまで、日中のみ同居を行いながら経過観察を行っていました。ただ残念ながら繁殖行動は見られませんでした。そして今年度も2024年12月から日中のみ同居を始めていますが、今のところそれらしき行動はあまり見られず、昨年同様の状態です。
 ただ今年は昨年とは違うことを行いました。通常は運動場で同居し、寝室は別々の部屋で管理をしていますが、1月30日から2月末までの予定で24時間同居を行うこととしました。少しでも変化をつけて繁殖に結びつけたいと思っています。開園当初はヒトコブラクダ、フタコブラクダの比較展示を行っていたこともあり、双方の種はオスとメスを年中24時間同居しており、繫殖もしていました。期間限定の予定ではありますが、少しでも良い方へ向かってくれればと思います。寒い中来園した際には、皆さんもぜひ温かく見守ってくださいね。
(フタコブラクダ担当 山内真司)

冬以外は別々に展示しています。