お知らせ
NEWS
動物の様子
ブラッシング中

後ろ足をクロスさせて踏ん張っています
アメリカバクのユメはブラッシングが大好きで、いつも気持ちよさそうにうっとりとした表情を見せてくれます。バクという動物は、ブラッシングが好きな個体が多く、各地の動物園ではこれを活かして健康状態の確認や治療などに役立てています。
バクは蹄(ひづめ)の病気になりやすく、蹄の状態を確認したいため横になって寝てもらうことが理想です。ユメはブラッシングが始まるとすぐに横になる…とも限らず、案外頑張って足を踏ん張っていることもあります。大抵の場合は、ブラッシングの気持ち良さに、目を閉じつつだんだん後ろ脚の力が抜けていきますが、時には「そのまま横になってくれるかな?」と思いきや、体勢を整えて「今日は横にならないぞ!」という固い意志を感じる日もあります。横になってもらえるようにブラシの動きを早くしてみたり、一カ所を集中してかいてみたりと工夫をしていますが、効果のほどは今のところ分かりません。日常の管理のためでもありますが、ブラッシングをすることでユメが少しでも幸せな気持ちになってくれたら嬉しいです。これからもユメの表情を見ながら、ブラッシングで横になってもらえるように試行錯誤し続けたいと思います。
(アメリカバク担当 寺師楓)

後ろ足の力が抜けて、目を閉じてうっとり

気持ちよさそうにゴロン