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動物の様子
国際オランウータンの日うらばなし
8月19日は、オランウータンの生息地である熱帯雨林の保護の重要性を多くの方に知ってもらう「国際オランウータンの日」でした。当園ではオランウータンのガイドに加え、インドネシアからやってくる予定のメスのオランウータン用のハンモック作りを参加者とともに行いました。参加者の皆さんと協力して、消防ホースを編んでハンモックの形にしていき、最後はそれぞれにオランウータンの絵を描いてもらいました。新しくやってくるオランウータンは、きっと喜んで使ってくれるはずです。
皆さんのおかげで充実したイベントになったのですが、実は今回、ハンモック作りという企画にたどり着くまでに、苦労の末、白紙となった別の企画と新しい仲間との出会いがありました。元々は新聞紙や段ボールで作った紙粘土とオランウータンの毛を使って、オランウータンのマスコット作りをする予定でした。ですが、手作りの紙粘土でオランウータンを形づくるのは意外と難しく、担当者3人で何度も試作を重ねてもオランウータンには到底見えない物ばかりできてしまいました。若干、呪いの人形のような雰囲気も醸し出ており、あまりの気味の悪さから、この企画案は残念ながら白紙になりました。ただ、なぜだか次第に愛着が芽生え始めてしまい、今では捨てようにも捨てられず、担当者のデスクの上でみんなを見守ってくれている仲間となっています。でも、もしかしたら知らないうちに少しずつ毛が伸びているかもしれません・・・
(類人猿舎担当 濱田純基)
ハンモック作りの様子

試作品の数々