動物の様子

年齢を重ねると・・・

ツヤのある毛並みで夏を乗り切っています

 とべ動物園で飼育している3頭のレッサーパンダは、今年の夏でいずれも10歳以上となりました。近年のレッサーパンダは20歳くらいまで生きる個体も増えてきたため、10歳はちょうど折り返しくらいで、まだまだ元気いっぱいではありますが、少しずつ年齢を感じてくる年ごろと言えるかと思います。
 今年10歳を迎えたとべ動物園生まれの「砥々丸」。3頭の中では若者なので、活発でグイグイ来るのが特徴です。ただ今年は春先の換毛があまりうまくいかず、その中で気温が高くなるのが早まったため、一時期体重が急に落ちる時期がありました。ブラッシングの頻度を増やしたり、エサの量を増やしたことで、徐々に毛がしっかり抜けて体調は回復し、何とか暑さのピークまでには体重が戻って、今では元気に過ごしてくれて一安心しています。一方で、体調の急な変化を目の当たりにしたことで、10歳以上のレッサーパンダたちにはより細やかなケアが必要になってくることを改めて感じました。
(レッサーパンダ担当 髙田優)

まだまだ食べ盛りの10歳です(口の周りに竹の葉をいっぱいくっ付けて)

元気が出てきて表情も良くなってきました