愛媛県立とべ動物園

飼育日記

キーパー飼育日記

2歳になりました!

柑太郎の人工哺育の様子

2015年2月12日に生まれたライオンの3きょうだいは無事2歳を迎えました。
人工哺育で育ったオスの柑太郎はオスのシンボルであるたてがみが徐々に生えてきていて大人のライオンに近づきつつありますが、実はまだまだ甘えん坊です。そんな柑太郎もライオン社会で生きていってもらうため、昨年の秋からオスのバリー(9歳)とメスのデージー(10歳)といっしょに運動場に出るようになりました。最初は緊張した感じでしたが、今ではすっかりリラックスした様子で過ごしています。

リリー親子

母親のリリーに育てられたさくらとリリ花の姉妹も元気いっぱいに育っています。体の大きさもリリーに迫るサイズになってきましたが、まだまだおてんば盛り!運動場せましと2頭で追いかっけこしたり、じゃれ合う姿もよく見られます。いっしょに出ている彼女たちの祖父母にあたるなみ次郎とモナも少し迷惑顔です・・・。
徐々に大人に近づきつつある3頭も、今後はとべ動物園のライオンの未来を背負う大事な使命があります。さくらとリリ花には近い将来にお婿さんになるオスライオンを迎えて、お母さんになってもらい、今現在、最大5頭で展示している群れをもっと大きくしてもらいたいと思っています。柑太郎はお嫁さんをもらうかはまだ決まっていませんが、立派な若オスとして迫力ある姿をみなさんに見てもらえればと思っています。
今年もライオンきょうだいの成長を楽しみにとべ動物園に足を運んでください!!
(ライオン舎担当 清水 和真)

2歳のさくらとリリ花

2歳の柑太郎